富士見ミステリー文庫 ニライカナイをさがして

葉山 透【著】

富士見書房（2005/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 267p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829163290
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

ニライカナイ―僕たちの住むこの世界とは別の異境―神々の国。そこは僕たちにとっての理想郷、天国のようなところなんだって…。朝の羽田空港で僕が出会ったのは、ポスターの中の女の子、宮沢梨花。彼女は、人気絶頂のアイドルだった。僕は彼女に手をひかれるまま、搭乗ゲートをくぐることになる。彼女が持つのは、楽園行きのＢｏａｒｄｉｎｇ　ｐａｓｓ―。羽田から那覇、石垣島、そして波照間島。南へと続く二人の旅。―この青い海の果てには、ハテのウルマと名づけられたこの島の、もっと先の果てには、〈ニライカナイ〉があるのだろうか…？「ねえ、タクロー。ニライカナイは、どこにあるの？」リカとタクロー。秘密を抱えた二人が南の島で織りなす恋物語。

著者等紹介

葉山透［ハヤマトオル］
神奈川県在住。第１回富士見ヤングミステリー大賞最終選考作『ルーク＆レイリア　金の瞳の女神』でデビュー。その後電撃文庫『９Ｓ〈ナインエス〉』が大人気シリーズとなる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[horihori【レビューがたまって追っつかない】]

タクローは人気絶頂のモデルのリカに連れられて､波照間まで逃避行｡ だけど､実はタクローには人に言えない秘密があった｡ ストーリーは､何もかもが物語的で全く面白みはない｡ 昨今の小中学生でもどうだか？ってくらいの内容｡ ただ､波照間に行ったことがある人だけが､唯一その情景に心を動かされる｡ 懐かしさだけで評価した｡

2008/12/19

[サウナ探偵]

王道展開のボーイミーツガールロードノベル。 このテのいかにもゼロ年代な単巻作品ってちょー好きだわ。今はこういうまるでひねりの無い（ほめてる）ラノベってなかなか無いよね。 富士見ミステリー文庫だけど何がミステリーなのかは不明。 沖縄行きたい。

2022/05/22

[nas]

キャラがはまるかどうかが全ての本だと思うけど、はまったので好き。ラノベかよ！って感じの話だけど、そこが良いんだよなー。今頃になってインターフェースを制する事で情報を制するってのは結構いい線行ってたのでは？　と思えてきた

2013/10/13

[nas]

久しぶりに読みたくなって。やっぱ好きだなこれ、むかし読んだ時はお兄さんに苦手意識があったけど今読むと普通にいい人だなぁ

2022/06/04

[ゆきひと]

王道といえば王道、予定調和といえば予定調和。だけれどこの作品の価値は、旅をするときに出てくる種々の感情を想起させてくれることにあると思うし、ニライカナイを求めて果へと向かう少年少女の姿は眩しく見えた。

2019/01/26