北のヴィーナス―イギリス中世・ルネサンス文学管見

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北のヴィーナス―イギリス中世・ルネサンス文学管見

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  • サイズ A5判/ページ数 393p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327472306
  • NDC分類 931
  • Cコード C3098

出版社内容情報

フランスで発見された「宮廷愛」というロマンチックな愛は、生真面な北方人のすむイングランドの地でどのように変化し、またルネサンスを経て、どのような変容を遂げたのか。厖大な資料や様々な文献を駆使して縦横に語り尽くす。

花咲ける英国ルネサンスへと到る道

 フランスで発見された「宮廷愛」という名のロマンチックな愛は、生真面な北方人のすむイングランドの地に渡った時に、どのように変化し、またルネサンスを経て、どのような変容を遂げたのか。「宮廷愛」の形がやがて、聖体劇を経て、シェイクスピアやエリザベス朝演劇へと到る流れを中心に、イギリス中世からルネサンスの終焉までを、当時の厖大な資料をはじめとする様々な文献を駆使した上で、縦横に語り尽くす、独創的かつ刺激的な演劇・文学論。

第一章 さんざしの枝に寄せて――宮廷愛とルネサンス

第二章 聖体劇の精神史――宗教改革の嵐の中で
 一 はじめに――ペイターとC・S・ルイス
 二 聖ベルナールに倣いて――中世的リアリズムへの道
 三 反キリストの系譜――異端論争の間で
 四 「称えられるべき年中行事」――チェスター劇における伝統の創造

第三章 主題の変奏
 一 窃視のルネサンス――エリザベス、ジョンソン、スペンサー、ダン
 二 羊飼の変容――選民の理想から逃避空間へ

第四章 国際武闘派の周辺
 一 国際武闘派の半世紀――シェイクスピアの時代
 二 ルネサンスの夜啼鳥――その政治性と限界

第五章 逃げるシェイクスピア、追うシェイクスピア――伝記二題
 一 シェイクスピアとカトリシズム
 二 ‘non, sanz droict’ から ‘NON SANZ DROICT’―― 一五九〇年代中葉のシェイクスピア

第六章 栄光に憑かれた悪漢たち――ステュアート朝悲劇のために
 一 はじめに
 二 フランシス・ボーモントとジョン・フレッチャー
 三 トマス・ミドルトン
 四 ジョン・ウエブスター
 五 フィリップ・マッシンジャー
 六 ジョン・フォード
 七 王政復古期

【著者紹介】
玉泉八州男 (たまいずみ やすお) 東京工業大学名誉教授。日本シェイクスピア協会元会長、日本学士院会員。著書に、『女王陛下の興行師たち』(芸立出版 /サントリー学芸賞受賞)、『ベン・ジョンソン』(編著、英宝社)、『エリザベス朝演劇の誕生』(編著、水声社)、『シェイクスピアとイギリス民衆演劇の成立』(研究社)。訳書に、C.S.ルーイス『愛とアレゴリー』(筑摩書房)、シーザー L.バーバー『シェイクスピアの祝祭喜劇』(共訳、白水社)、F.イエイツ『記憶術』(監訳、水声社)などがある。

内容説明

フランスで発見された「宮廷愛」がやがて、イギリスの地へと渡り、さまざまな変容を遂げつつルネサンスの大河へと流れ込む。聖体劇で賑わうイギリス中世からルネサンスの終焉までの詩と演劇を、シェイクスピアを中心に鮮やかに照射する。

目次

第1章 さんざしの枝に寄せて―宮廷愛とルネサンス
第2章 聖体劇の精神史―宗教改革の嵐の中で
第3章 主題の変奏
第4章 国際武闘派の周辺
第5章 逃げるシェイクスピア、追うシェイクスピア―伝記二題
第6章 栄光に憑かれた悪漢たち―ステュアート朝悲劇のために

著者等紹介

玉泉八州男[タマイズミヤスオ]
昭和11(1936)年、新潟県高田に生まれる。東京大学大学院博士課程満期退学。東京工業大学、千葉大学、帝京大学を経て、東京工業大学名誉教授、日本学士院会員。日本シェイクスピア協会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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