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出版社内容情報
キング・コングが見たモダンの黄昏
1933年、キング・コングがエンパイア・ステート・ビルの頂上で咆哮する。
帝国主義の白い塔のうえで、黒い巨獣が見たものは何か?
ヘミングウェイ、フォークナ、フィッツジェラルド。
ギャング映画、ミュージカル映画、ドキュメンタリー写真。
剥製術、優生学、民族誌学。
ハイチのブラック・エンペラー、キューバのヘミングウェイ。
カルチュラル・スタディーズの見る1930年代。
キング・コングの見たモダンの黄昏。
著者紹介
宮本陽一郎(みやもと よういちろう)
1955年、東京に生まれる。主な共著書に、『差異と同一化――ポストコロニアル文学論』(研究社)、『思考の最前線――現代を読み解くための20のレッスン』(水声社)、『ヘミングウェイを横断する――テクストの変貌』(本の友社)。主な訳書に、ジョン・ガードナー『オクトーバー・ライト』、フィリップ・ロス『いつわり』(集英社)、チャールズ・ジョンソン『中間航路』(早川書房)。
内容説明
1933年、キング・コングがエンパイア・ステート・ビルの頂上で咆哮する。帝国主義の白い塔のうえで、黒い巨獣が見たものは何か?ヘミングウェイ、フォークナー、フィッツジェラルド。ギャング映画、ミュージカル映画、ドキュメンタリー写真。剥製術、優生学、民族誌学。カルチュラル・スタディーズの見る1930年代。キング・コングの見た帝国主義の長い黄昏。
目次
マンハッタン、一九三三年
第1部 黒い巨獣(キング・コングのニューヨーク―アメリカ自然史博物館とシオダー・ローズヴェルトの巨像;フィッツジェラルドのジャズ・エイジ―コスモポリタニズム、ネイティヴィズム、ナショナリズム;ヘミングウェイの白いアフリカ―モダニズムとセクシュアリティ)
第2部 忘れられた男(一九一五年のチャプリニティス―模倣する大衆;ギャングスターと「最高の検閲官」―古典ギャング映画小史;Machine Age Dancing―大衆の身体;民衆の顔―ポピュラスの表象と改体)
第3部 あちら側にいること(ブラック・エンペラー―ハイチ表象史;ヨクナパトーファのインディアン―人種史からローカル・ヒストリーへ;老人とカリブの海―冷戦、植民地主義、そして二つの解釈共同体)
マンハッタン、一九四一年
著者等紹介
宮本陽一郎[ミヤモトヨウイチロウ]
1955年、東京に生まれる。現在、筑波大学文芸・言語学系助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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