出版社内容情報
★「素朴な疑問」が切り拓く英文法の新しい見方・考え方
「なぜdoを付けると疑問文になるのか」「動詞で文を始めるとなぜ命令文になるのか」「This is a my dictionary. はなぜ間違いなのか」など、英語を学び始めたときに一度はぶつかるであろう「素朴な疑問」に答えながら、英文法の新しい見方・考え方を解説します。素朴な疑問が生まれるのは、英文法の教え方の「まずさ」ゆえだ、との思いから書かれた、1990年初版の幻の名著(ジャパンタイムズ刊)がいま甦ります!
「闘う英語教育学者」若林俊輔流の本領が十二分に発揮された一冊です。
1 英語には,なぜ大文字と小文字があるのか
2 I や Wednesday は《固有名詞》か
3 疑問文ではなぜ主語と動詞の順序を入れ替えるのか
英語あらかると〈1〉 なぜ English のことを「英語」というのか
4 This is a my dictionary. ――なぜ間違いか
5 This is a egg. は発音しにくいか
6 baseball と a baseball では,どう違うのか
英語あらかると〈2〉 25°C の C をなぜ「摂氏」というのか
7 I play the guitar. ――楽器の前には必ず the を置くか
8 Do you play tennis? ――なぜ do を付けると疑問文か
9 Bob plays tennis. ――なぜ play でなく plays か
英語あらかると〈3〉 「日本」は,英語ではなぜ Japan なのか
10 fall の《過去形》はなぜ fell なのか
11 This is not a fish. It is a mammal. ――この it は「それ」でよいか
12 Bob's bike の( ' )は何かを省略した印か
13 "Isn't this your hat?" "Yes, it is!" ―― Yes は「はい」か,それとも「いいえ」か
英語あらかると〈4〉 Germany は,なぜ「ドイツ」なのか
14 This is not my hat. ――「これは私の帽子ではありません」という訳で十分なのか
15 My father does not go to work every day. ――「父は,毎日働きに行きません」は間違いか
16 Tom is in the kitchen. ―― is は「いる」という意味か
17 Do you have any interesting stamps? ――疑問文では some は必ず any に変えなければならないのか
英語あらかると〈5〉 & は,なぜ 'and' と読むのか
18 Come with me. ―― me は「私を,私に」か
19 Come here ――《動詞》で文を始めると,なぜ命令文なのか
20 Tom can swim very well. ――なぜ cans としないのか
21 Tom is swimming now. ―― 'm' を重ねるのはなぜか.何かルールがあるのか
英語あらかると〈6〉 dollar を,なぜ $ と書くのか
22 My sister studies English and Chinese. ―― studys ではなく studies とするのはなぜか
23 How old is your grandmother? ――どんなに若い人にも old を使うのか. How young ...? という文はないのか
24 There never was a good war or a bad peace. ―― or を and としては間違いか
25 Hurry up, or you will miss the bus. ―― or は,なぜ「さもないと」と訳すのか
英語あらかると〈7〉 % は,なぜ「パーセント」と読むのか
26 I walk to school every day. ――「現在」のことを言っているわけでもないのに,なぜ《現在形》を使うのか
27 The egg was boiled. この《受身形》の was はどういう意味を表すのか
28 Tom boiled the boiled egg again. (トムはその茹で卵をもう一度茹でた) ――《過去形》と《過去分詞》はどう見分けるのか
29 I will do my best. ―― will はどんな未来を表すのか
英語あらかると〈8〉 「円周率」は,なぜπで表すのか
30 I am going to visit Mr Smith. ―― be going to
と will は全く同じなのか
31 Where shall we go? ――なぜ will を使わないのか
32 I want to have a cup of coffee. ――《 to + 動詞の原形》は,なぜ「?すること」という意味を表すのか
33 It is time to get up. ――この to get up は,なぜ「起きるための」という意味になるのか
英語あらかると〈9〉 sixteen が「 16 」で, sixty が「 60 」なのはなぜか
34 Let's go swimming if it does not rain tomorrow. ―― if it won't rain tomorrow としては間違いか
35 I like watching TV. ――なぜ《 -ing 形》にも「?すること」という意味があるのか
36 Tom is as tall as Jim. ―― Tom と Jim は,身長が全く同じという意味になるのか
英語あらかると〈10〉 英語の million よりも大きい数は何と言うのか
付章 体を表さない名の話――《完了》は「継続」できるか
若林 俊輔[ワカバヤシ シュンスケ]
著・文・その他
内容説明
「闘う英語教育学者」の英文法。英語を学び始めたときに一度はぶつかるであろう「素朴な疑問」に答えながら、英文法の新しい見方・考え方を解説します。1990年出版(ジャパンタイムズ刊)の名著がいま甦る!
目次
英語には、なぜ大文字と小文字があるのか
IやWednesdayは、“固有名詞”か
疑問文ではなぜ主語と動詞の順序を入れ替えるのか
This is a my dictionary.―なぜ間違いか
This is a egg.は発音しにくいか
baseballとa baseballでは、どう違うのか
I play the guitar.―楽器の前には必ずtheを置くか
Do you play tennis?―なぜdoを付けると疑問文か
Bob plays tennis.―なぜplayでなくplaysか
fallの“過去形”は、なぜfellなのか〔ほか〕
著者等紹介
若林俊輔[ワカバヤシシュンスケ]
1931年山形県生まれ。東京外国語大学卒業。東京都文京区立第六中学校、ELEC、群馬工業高等専門学校、東京工業高等専門学校、東京学芸大学を経て、1980年東京外国語大学教授。1994年に定年退官、名誉教授に。のち、都留文科大学、拓殖大学でも教鞭をとった。2002年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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