出版社内容情報
本書は、言語使用と性との相関関係に興味を持つ人、将来この分野で本格的に研究を行ないたいと思っている人にとってのすぐれた案内書。
内容説明
本書は、社会言語学的アプローチによる「言語と性差」の研究である。見通しのつけにくいこの領域における、従来の研究とその成果、、また今後に残されている問題を手際よく紹介し、みごとな交通整理役を果たしている。
目次
第1部 序説(言語と性;歴史的背景―民俗言語学と初期の文法家;歴史的背景―文化人類学者と方言学者)
第2部 社会言語学的証拠(数量的研究;社会網;伝達能力における性差)
第3部 原因と結果(性別言語の習得;言語変化における性差の役割;言語における性差の社会的結果)