出版社内容情報
土佐弁ヒーローともいうべき坂本竜馬(龍馬)をはじめ、今や方言を話す登場人物(方言キャラ)はさまざまなコンテンツには欠かせない。ドラマや映画だけでなく、宝塚の舞台や『ライオンキング』にもユニークな方言キャラが登場。方言女子・方言男子に萌える「方言萌えマンガ」は花盛り。ゆるキャラ界やラップの世界でも方言キャラは活動的である。本書では、「方言キャラ」がこうした多様なコンテンツに現れるその理由と背景を探索する。図版多数掲載。
<目次>
はじめに
第1章 「そだねー」と記憶に残る「方言キャラ」
コラム1 記憶に残る「方言キャラ」
第2章 方言ヒーロー、リョウマ見参!
第3章 方言ヒーロー/ヒロインは幕末ものに咲く!
コラム2 そして「寧」は、「方言キャラ」に
第4章 勝海舟はなぜべらんめえキャラなのか
コラム3 初の信長「方言キャラ」小説?――『下天は夢か』
第5章 更新される「ライオンキング」のご当地方言キャラ
第6章 方言キャラ in 宝塚
第7章 メディアミックスと「方言キャラ」――『幕末太陽傳』日活版と宝塚版
コラム4 江戸落語における「方言キャラ」――ニューカマー弁としての「九州弁」
第8章 ヴァーチャル方言とラップは相性がいい!?
コラム5 方言ラップ元祖「俺ら東京さ行ぐだ」から進化形「TSUGARU」まで
第9章 「方言萌え」コンテンツが「ゴールデンタイム」にせり出すまで
コラム6 「方言コスプレ」キャラ in ムラカミ文学
第10章 「方言萌えマンガ」の登場とその行方
コラム7 「テニミュ」から見る新たな第三極「沖縄方言キャラ」
第11章 「方言キャラ」の明日はどっちだ!?
文献一覧
方言コンテンツ・方言キャラ年表
索引(人名・事項/コンテンツ/方言キャラ)
内容説明
方言を話す登場人物(方言キャラ)は、多様な創作物―ドラマや映画、ミュージカル、落語、小説、マンガやアニメ、ゲーム、ラップ、LINE方言スタンプ、ゆるキャラなど―に現れる。本書では、その理由と背景を探索する。
目次
第1章 「そだねー」と記憶に残る「方言キャラ」
第2章 方言ヒーロー、リョウマ見参!
第3章 方言ヒーロー/ヒロインは幕末ものに咲く!
第4章 勝海舟はなぜべらんめえキャラなのか
第5章 更新される『ライオンキング』のご当地方言キャラ
第6章 方言キャラin宝塚
第7章 メディアミックスと「方言キャラ」―『幕末太陽傳』日活版と宝塚版
第8章 ヴァーチャル方言とラップは相性がいい!?
第9章 「方言萌え」コンテンツが「ゴールデンタイム」にせり出すまで
第10章 「方言萌えマンガ」の登場とその行方
第11章 「方言キャラ」の明日はどっちだ!?
著者等紹介
田中ゆかり[タナカユカリ]
1964年生まれ。神奈川県厚木市生育。日本大学文理学部教授。早稲田大学第一文学部卒業後、読売新聞社に勤務(記者職)。その後、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。静岡県立大学専任講師などを経て、2006年より現職。専門は日本語学(方言・社会言語学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読書記録(2018/10~)