出版社内容情報
★「日本語らしさ」が成立するしくみを鮮やかに解説
「日本語らしさ」が成立するしくみを、現在までの代表的な業績を踏まえて、長年の日本語教育の経験も交えながら明快に解き明かす意欲的な日本語文法論。語順・語構成・主題と説明・事態把握という4つの観点から日本語文法の全体像を、これまでの解明が難しかった「日本語らしさ」を成立させる文法的な条件とともに描き、<共同注意>と<見え>という新たな視点を導入することで、一貫した立場からの解説をスリリングに展開していく。
第1章 はじめに:日本語を考える4つの視点
第2章 日本語の語のしくみ:膠着語と語順
第3章 文の成り立ち:述語と格
第4章 コトの描写の原点としての〈私〉:主観的把握再び
第5章 文のしくみ1:ヴォイスと格
第6章 文のしくみ2:ヴォイスとしての授受動詞文
第7章 文のしくみ3:テンスとアスペクト
第8章 文のしくみ4:変化と移動
第9章 文のしくみ5:主題化と焦点化
第10章 モダリティ1:話し手のコトの捉え方と心的態度
第11章 モダリティ2:聞き手の存在を前提とする話し手の態度
第12章 複文のしくみ
第13章 談話の結束性
第14章 待遇表現:人間関係の標識
第15章 おわりに
あとがき
参考文献
索引
近藤 安月子[コンドウ アツコ]
著・文・その他
目次
はじめに:日本語を考える4つの視点
日本語の語のしくみ:膠着語と語順
文の成り立ち:述語と格
コトの描写の原点としての“私”:主観的把握再び
文のしくみ(ヴォイスと格;ヴォイスとしての授受動詞文;テンスとアスペクト;変化と移動;主題化と焦点化)
モダリティ(話し手のコトの捉え方と心的態度;聞き手の存在を前提とする話し手の態度)
複文のしくみ
談話の結束性
待遇表現:人間関係の標識
著者等紹介
近藤安月子[コンドウアツコ]
東京大学名誉教授。専門は日本語統語論、日本語教育学、言語習得論。国際基督教大学卒業後、フルブライト派遣日本語講師として渡米、カンザス大学、ハーバード大学で専任講師として日本語を担当する。コーネル大学大学院でTeaching Assistantを務めながらPh.Dを取得。帰国後、東京外国語大学助教授、東京大学助教授、東京大学大学院教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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