出版社内容情報
えっ! 日本語の文法は間違いだらけだったの!?
愛娘に「お父さんは言語学者なのに、こんなことも知らないの!」と言われたことがきっかけだった。父は娘の持つ教科書や参考書をむさぼり読み、その文法解説のひどさに愕然とする。
教科書やベストセラー『日本語練習帳』などにおける日本語文法のあり方を様々な角度から検証、欠点となりわかりにくい部分を明らかにしていく。その上で、筆者独自の文法理論を展開、日本語文法のあり方に新たな可能性を提示する好著。
第1章 日本語の文法についてこれまでどんなことを教わってきたか
第2章 国文法はどのように考えられてきたか
第3章 日本語文法の基礎
著者紹介
1957年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学助手、愛知教育大学助教授、成城大学助教授、北海道大学助教授を経て、現在、名古屋大学教授。専門は言語学。文の意味と構造の関係、ソシュール学説、フランス語の歴史などを中心に研究、幅広いフィールドで活躍する新進気鋭の言語学者である。
著書に『言語学が好きになる本』『生成文法がわかる本』(研究社出版)、『日本語の時制とアスペクト』(アルク)、『言語学』(共著、東京大学出版会)、『よくわかる言語学入門』(共著、バベルプレス)など多数。『言語学が好きになる本』で黒木瞳、『生成文法がわかる本』で「モーニング娘。」の安倍なつみのファンであると表明。ファンだと明記したタレントの名前がその都度違い、単なるミーハーじゃないかという心ないうわさもある。最近は、本書にも名が出てくる宇多田ヒカルが気になっているらしい(ちなみに、高校のとき初めてラブレターを出した相手が藤圭子似だったとか)。
内容説明
えっ!日本語の文法は間違いだらけだったの!?愛娘に「言語学者なのに、こんなことも知らないの!」と言われたことがきっかけだった。父は娘の持つ教科書や参考書をむさぼり読み、その文法解説のひどさに愕然とする。現在の日本語文法のどこが間違っているのか、またなぜおかしくなったのか、その実体が、えらく軽い口調で(笑)明かされる。
目次
第1章 日本語の文法についてこれまでどんなことを教わってきたか(中学の「文法」;文法がよくわからない原因;「文節」はね、最初にさ、つまずくところなんだよ ほか)
第2章 国文法はどのように考えられてきたか(「文節」の橋本進吉;文節はいつも続けて発音されるんです;文節は天から与えられたものです ほか)
第3章 日本語文法の基礎(文をまず単語に分けます;単語より大きい単位を決めます;「文節」の代わりが「群」です ほか)
感想・レビュー
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kasagumo
ヨーイチ
てながあしなが
明るいくよくよ人