出版社内容情報
日本語が新鮮に見えてくる、まったく新しいタイプの日本語文法入門書
「つかみどころがない」と考えられがちな日本語のしくみを、言語学的にきちんと分析して考察するためのヒントがいっぱいつまっています。読み進むたびに文法が身近になり、日本語の本質がわかってくる刺激的な入門書です。
著者紹介
井上 優(いのうえ まさる) 1962年富山県井波町生まれ。東北大学文学部卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同大学院博士課程中退。1988年より国立国語研究所。現在、同研究所主任研究員。専門は日本語文法。主な論文に、「現代日本語の「た」」(『「た」の言語学』、ひつじ書房)、「日本語の中国語の省略疑問文「αハ?」「αne?」(共著、『国語学』184、国語学会)、「過去形の使用に関わる語用論的要因――日本語と朝鮮語の場合――」(共著、国立国語研究所編『日本語科学』1、国書刊行会)、「方言終助詞の意味分析-富山県砺波方言の「ヤ/マ」「チャ/ワ」-」(『研究報告集』16、国立国語研究所)。趣味は、クラシック音楽。
目次
第一章 「文法の研究」って何?
Q1 「文法の研究」ってどんなことをやるんですか?/Q2 「文法について考える」上で大切なことは何ですか?/Q3 「文法について考える」ことにどんな意義があるのですか?/章末問題
第二章 ことばに「パターン」を見る
Q4 「は」って何を表すんですか?/Q5 文法の研究でよく「実験」をやると聞いたのですが…。/Q6 活用表にいろいろなものがあるのはなぜですか? /章末問題
第三章 文の構造を考える
Q7 日本語の文ってどのようにできているんですか?/Q8 国語の授業で習った「文節」って何ですか?/Q9 文法書によって文の構造が異なるのはなぜですか?/章末問題
第四章 意味に「形」を与える
Q10 探し物を見つけたときに「あ、ここにあった!」のように言うのはなぜですか?/Q11 「~してもらえますか」よりも「~してもらえませんか」の方が丁寧なのはなぜ?/Q12 方言の微妙なニュアンスって「文法」で説明できるんですか?/章末問題
第五章 他のことばと関連づけて考える
Q13 私が住んでいる富山県の方言では「これは私のだ」を「これは私ノガだ」のように言うのですが、この「ガ」っていったい何ですか?/Q14 日本語の文法につい
内容説明
一見「つかみどころがない」と考えられがちな日本語を分析的に見るためにはどうしたらいいのか?日本語の本質がわかる刺激的な入門書。
目次
第1章 「文法の研究」って何?
第2章 ことばに「パターン」を見る
第3章 文の「構造」を考える:第4章 意味に「形」を考える
第5章 他のことばと関連づけて考える
著者等紹介
町田健[マチダケン]
1957年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学助手、愛知教育大学助教授、成城大学助教授、北海道大学助教授を経て、現在、名古屋大学教授。専門は言語学。文の意味と構造の関係、ソシュール学説、フランス語の歴史などの幅広いフィールドで活躍している
井上優[イノウエマサル]
1962年富山県井波町生まれ。東北大学文学部卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同大学院博士課程中退。1988年より国立国語研究所。現在、同研究所主任研究員。専門は日本語文法
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ゆ
callas1900
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