出版社内容情報
日本語、とくに日本語の類義表現と比喩を中心に例をとって、認知言語学をこれ以上ないほどやさしく解説します。外国語は一切出てこず、言語学の知識がない人でも認知言語学が身近になってしまう画期的な1冊です。
内容説明
身近な比喩と類義表現を例に使って認知言語学が学べるわかりやすい入門書。
目次
第1部 認知言語学の基本(認知能力とは何だろう?;経験が果たす役割;類義表現と比喩)
第2部 枠組みと推論(「裸眼」と「肉眼」はどう違う?;予測の働き;原因を推論する)
第3部 視点と焦点(視点の違いを考える;異なる部分に注目;構成要素か全体か)
第4部 評価と比喩表現(異なる評価をする;言いにくいことの言い方)
著者等紹介
籾山洋介[モミヤマヨウスケ]
1961年東京生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了・博士課程中退。名古屋工業大学講師、名古屋大学助教授などを経て、名古屋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
7
社会言語学の本は何冊か読んだけど認知言語学の入門書読んだことなかったので。2015/06/06
とも
1
非常に分かりやすい認知言語学の入門書。書名にあるとおり,日本語の様々な表現を例として用いてあり,理解を助けてくれる。オススメ。2009/09/27
CogLin
0
人間が世界を「どのように捉えているか」が言語の意味に重要であることを分かりやすく書いている。事例は類義表現が中心。2015/09/24
さき
0
認知言語学という名前にビビってしまって 気になりつつも距離を置いていた分野だったが… これを読んで、一気に身近に感じられるようになった! とてもわかりやすくて、入門に最適☆ 特に比喩の章が興味深かった。2012/05/04
メタファル
0
すごくわかりやすい新たな認知言語学入門書です。例文は日本語!個人的に「まとめ」が章ごと、さらに巻末にもついているのが好きです。2009/07/06