出版社内容情報
アレゴリー、シンボル、エンブレムの解釈を通して、西欧文化の示す複雑なパラダイムを抽象的な論理としてでなく形象化された形として捉えた書。
内容説明
シンボルとアレゴリーによる西欧文化の体系。『アレゴリーとエンブレム(寓意と表象)』(1882年、ウイーンで刊行)の絵画、150葉余りに対して、解説は認識における二つの基準、「空間における垂直と水平の思考」と「時間における循環思考」を軸に展開する。
目次
1 時間―時・人生・暦
2 空間―自然現象・地上・天上
3 学芸―学問と芸術
4 人間の営み―労働・娯楽・社会・運命
5 人間の本質
6 思考と情趣―真理・正義・愛情・歓喜・美
7 文字と観念―文字の飾り