出版社内容情報
■やがて世界中がアメリカになる■
マクドナルド、コカコーラ、ディズニーランドだけでなく、アメリカの文化支配は、音楽、映画、娯楽、スポーツといった大衆文化はもちろんのこと、ほとんどすべての教養文化の面にも広く浸透し、私たちの意識に深い影響を及ぼしている。そして、政治的、軍事的には「反米」だとしても、文化的にはアメリカへの憧れは根強く、「アメリカ信仰」は人々の意識に、そして無意識にも根付いている。このように、世界はまさにアメリカナイゼーションの真っ只中にあり、世界文化は遅かれ早かれアメリカ化して、画一化して行き、個々のローカルな文化の固有性は失われ、現代文化はその存在の危機を迎えている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロックス
2
世界がどのようにアメリカ化しているかが分かりやすく理解できた。英語が各言語に与える影響、大量消費に基づいた生活スタイル、ハリウッド映画などからアメリカナイゼーションについて論じている。もちろん世界の文化が一極化するのは避けなければならない。だが、日本はいわば「リメイク」の国だと思っている。車にしろテレビにしろ元々はアメリカ発のもの。そういう産業で世界一に上り詰めた日本が果たしてアメリカナイゼーションを完全に否定することはできるのか。2009/07/08
とし
1
この本読んでグローバル化とはどの様なことを言うのかの最初の部分を理解しました。グローバル化は簡単には口にはすることはできないものでしっかりと考え、自分の意見を持つ必要があると思います。2012/04/04