言語学的にいえば…―ことばにまつわる「常識」をくつがえす

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784327376871
  • NDC分類 804
  • Cコード C0082

出版社内容情報

「ことばの本質に興味があるすべての人、必読の書」(デビッド・クリスタル)

 「女性はおしゃべり」「テレビが言葉をおかしくする」「アメリカ人が英語をダメにした」「最近の子供は読み書きができない」などの言葉にまつわるウソを、世界の一流言語学者たちが斬っていきます。言葉に興味のある人の知的興味をかき立てる1冊です。

Q1 単語の意味が変わっていくのはよくないこと?――ピーター・トラッドギル
Q2 言語に優劣はあるの?――レイ・ハーロウ
Q3 マスコミがことばを乱している!?――ジーン・アイチソン
Q4 フランス語って論理的?――アンソニー・ロッジ
Q5 英語のつづりはメチャクチャ?――エドワード・カーニー
Q6 女は男よりおしゃべりってホント?――ジャネット・ホームズ
Q7 言語の難易度って測れるの?――ラース-グナー・アンダーソン
Q8 最近の子どもは読み書きができない!?――ジェームズ・ミーロイ
Q9 シェークスピア時代の英語を話す人々がいるってホント?――マイケル・モンゴメリー
Q10 文法がない言語もあるの?――ウィニフレッド・バウワー
Q11 イタリア語は美しく、ドイツ語は耳障りだ――ハワード・ジャイルズ&ナンシー・ニジェルスキー
Q12 文法を間違えるのはいい加減な証拠?――レスリー・ミーロイ
Q13 黒人の子どもはことばが貧しい?――ウォルト・ウルフラム
Q14 二重否定は非論理的だ――ジェニー・チェシャー
Q15 テレビのせいで話し方がみんな似てきた?――J・K・チャンバーズ
Q16  It's me? それともIt's I? ――ローリー・バウワー
Q17

内容説明

「女性はおしゃべり」「テレビがことばをおかしくする」「アメリカ人が英語をダメにした」などのことばにまつわるウソを世界の一流言語学者たちが斬る。

目次

単語の意味が変わるのはよくないこと?
言語に優劣はあるの?
マスコミがことばを乱している!?
フランス語って論理的?
英語のつづりはメチャクチャ?
女は男よりおしゃべりってホント?
言語の難易度って測れるの?
最近の子どもは読み書きができない!?
シェークスピア時代の英語を話す人々がいる!
文法がない言語もあるの?〔ほか〕

著者等紹介

バウアー,ローリー[バウアー,ローリー][Bauer,Laurie]
ニュージーランドのウェリントン・ヴィクトリア大学講師。エジンバラ大学卒。語形成や世界の英語バリエーションに関する著書や論文を多数執筆している。最近は、主に現代英語の言語変化に関する研究を行なっている

トラッドギル,ピーター[トラッドギル,ピーター][Trudgill,Peter]
ローザンヌ大学英語・言語学教授。イギリス・ノーウィックの生まれで、レディング大学およびエセックス大学で教鞭を執った後、スイスへ移住

町田健[マチダケン]
名古屋大学教授。専門は言語学。文の意味と構造の関係、ソシュール学説、フランス語の歴史などを研究

水嶋いづみ[ミズシマイズミ]
翻訳家。児童英語などの英語指導や英語教材の作成も手がけている。テキサス大学言語学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨシツネ

1
ことばに対する盲信の代表例を言語学で検証している テーマも面白いので今度薦めたい2018/04/22

中村明裕

0
(#Bauer_et_al_1998)古今東西、百年前でも現代でも、日本でもイギリスでも、言語についてさまざまな俗説が生じるのは変わらないらしい。ソシュール曰く言語は「ここほど奇説, 偏見, 空中楼閣, 仮構の芽ばえた土地はない」。そんな言語の世界に言語学者たちが「でも言語学的にいえばね……」を放り込む。2014/01/29

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