太平洋戦争と英文学者

太平洋戦争と英文学者

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784327376765
  • NDC分類 930.4
  • Cコード C1095

出版社内容情報

 英文学者たちは太平洋戦争にいかに対したか。福原麟太郎、大和資雄、中野好夫、壽岳文章らの残した文章を手がかりに学問と思想の立脚点を問う。

一 戦争と英語教師
 (一) 十二月八日/(二) 英語教師の立場/(三) 「武器」としての英語/(四) 福原麟太郎
二 「展望臺」からの声
 (一) 木村先生/(二) ある論文/(三) チャンスとしての戦争
三 大和資雄
 (一) 『英文學の話』の「序」/(二) 学問としての英文学研究
四 『英文學の話』
 (一) 天皇/(二) 「日本的立場」/(三) 素顔にせまる/(四) 思想以前
五 ある書評
 (一) 『英文學の話』書評/(二) 大和の反論/(三) 織田正信の死
六 発言した人、沈黙した人
 (一) 中野好夫の「直言する」/(二) 壽岳文章の沈黙/(三) 『英語青年』
七 「平常心」の問題
 (一) 喜安しん太郎/(二) 「平常といふこと」
八 戦争をすりぬける
 (一) 大和の戦後/(二) 転向という問題/(三) 「苦しい思い出」
九 もとをたずねる
 (一) 齋籐勇/(二) 囲いの中の学問
十 文献案内
十一 その他
 (一) 壽岳さんの手紙/(二) 『日本語の姿』の「はしがき」/(三) 難問/(四) テレビの中の『英語青年』
附録・書誌家の立場から
あとがき

内容説明

英語教師や英文学者にとって、戦争は災難であると同時に、その人の生活と思想のかんじんの部分を見すえることのできる絶好のチャンスであった。福原麟太郎、大和資雄、中野好夫、寿岳文章などの英文学者たちが残した文章を手がかりに、学問と思想の立脚点を問う。

目次

1 戦争と英語教師
2 「展望台」からの声
3 大和資雄
4 『英文学の話』
5 ある書評
6 発言した人、沈黙した人
7 「平常心」の問題
8 戦争をすりぬける
9 もとをたずねる
10 文献案内
11 その他

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