Kenkyusha-reaktion books<br> 黒服

Kenkyusha-reaktion books
黒服

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  • サイズ A5判/ページ数 474p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327376710
  • NDC分類 383.14
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 本書は、社会学的、歴史学的見地で、色(黒)と衣服(黒服)がもつ意味を調べた研究書である。格式や権力の象徴としての黒服、葬儀に着てゆく黒服、黒服を身にまとう美女、ファシストたちの黒服、現代のハイ・ファッションとしての黒服などを詳解する。図版多数。さらに深くテーマを掘り下げた、監修者、高山宏氏の解題「歴史に黒白をつけろ」は必読。

第1章 だれの葬式だ?
第2章 歴史に見る黒
第3章 スペインの黒からシェイクスピアの黒へ
第4章 絵画の黒からディケンズの黒へ
第5章 イギリスの暗い家
第6章 黒服の男と白いドレスの女と
第7章 われらの時代の黒
原著者あとがぎ
訳者あとがき
解題 歴史に黒白をつけろ(高山宏)
文献注
索引

内容説明

中世からパンクへ、ハムレットからボードレールへ、西欧一千年男たちを酔わせた色。今未聞の衣裳の詩学が19世紀末論を黒に染める。

目次

序論 衣服、色、意味
第1章 だれの葬式だ?
第2章 歴史に見る黒
第3章 スペインの黒からシェイクスピアの黒へ
第4章 絵画の黒からディケンズの黒へ
第5章 イギリスの暗い家
第6章 黒服の男と白いドレスの女と
第7章 われらの時代の黒

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K

0
聖職者の装束に始まり、西洋社会でいかに人が黒を身に纏うようになったかを、文学史、美術史、社会風俗史的な視点から解き明かす。男性の服装が黒色化とまでは言わないものの暗色化していく中で、黒が持つ「社会的階級が定めた段階を踏みはずすとか、それを無視したりする一方で、黒に備わった厳粛さによってただちに義務感にあふれたエリートを作り上げてしまう」という二重性が顕在化していくという指摘が興味深かった。2021/11/23

をとめ

0
図書館2019/08/15

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