出版社内容情報
日本語教育では最高峰のレベルにある東京外国語大学附属日本語学校の一年間を綴る。直接教授法など外国語教育についての多くのヒントを与える。
はじめに
第一章 日本でただ一つの学校
通称“府中の日本語学校”/若きエリート集団/全寮制のプラス面、マイナス面
第二章 春(一学期)
日本でむかえる最初の夜/日本での生活の始まり/オリエンテーション/理想的なクラス分けとは/入学式/日本語教師は英語が堪能!?/一学期の授業内容/最初の授業/いよいよ授業開始/上達の早い生徒の特徴/初級の授業あれこれ/サワッテモイイデスカ/日本の常識で考えてはいけない/クラスサイズは何人がベストか/直説法の授業とは/直説法で「民主主義」はどう教えるか/授業のあとで/落ちこぼれそうな生徒たちのために
第三章 夏から秋へ(二学期)
夏休みが終わって/二学期の授業が始まる/生徒たちの日常生活/“話し言葉”から“書き言葉”へ/あなたの国の主食は何ですか/暗誦大会
第四章 冬(三学期)
木枯らしの吹くころ/三学期の授業内容/“ナマ”の教材を使い始める/生まれて初めて見る雪/卒業試験/教養講座の意外な問題点/弁論大会
第五章 漢字の指導
漢字の虫が壁を這っている!/新聞を読めるようになるには何語漢字が必要か
第六章 聴解の指導
サンサイトリってどんな意味?/大学の講義で困らないように
第七章
目次
第1章 日本でただ1つの学校
第2章 春(1学期)
第3章 夏から秋へ(2学期)
第4章 冬(3学期)
第5章 漢字の指導
第6章 聴解の指導
第7章 作文の指導
第8章 いつまでも記憶に残る学生たち
第9章 旅立ちの日