出版社内容情報
第1章: 名詞から動詞を作る/第2章: 動詞から動詞を作る/第3章: 単語を超えた語形成 概念構造の基本的な雛形(スキーマ)が転換(conxersion) や接辞化 (affixation)といった語形成操作でどのように組み替えられていくのかを明らかにし、そこから英語と日本語の類似と相違を突きつめていく。
内容説明
語形成は接辞付加、品詞転換、複合といった形態操作だけの問題ではなく、統語構造や意味構造の組み替えが伴い、その根底には新しい概念を作り出す意味合成のメカニズムが働いている。本巻は語形成における日英語の類似点と相違点を体系的な枠組みのなかで統一的に説明する道を切り開く試みである。
目次
第1章 名詞から動詞を作る(英語の名詞転換動詞;日本語複合語との比較)
第2章 動詞から動詞を作る(英語の動詞接頭辞;日本語の動詞+動詞型複合語;「過剰」の意味を加える語形成)
第3章 単語を超えた語形成(移動動詞と着点;働きかけと位置・状態変化;one’s way構文)