シリーズ英文法を解き明かす 現代英語の文法と語法<br> ことばの実際〈1〉話しことばの構造

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シリーズ英文法を解き明かす 現代英語の文法と語法
ことばの実際〈1〉話しことばの構造

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327238094
  • NDC分類 835
  • Cコード C3382

出版社内容情報

英語の「書きことば」ではあまり見られない「話しことば」の現象を「場面性」と「リアルタイム性」という側面から捉え直す試み。

★「話しことば」の構造を解き明かす
英語の「話しことば」には、「書きことば」にはあまり見られないような現象が数多く観察される。けれどもそうした現象は、書きことばに依拠した英文法では見落とされていることが少なくない。本書は、そうしたさまざまな事例を、話しことばの特徴である「場面性」と「リアルタイム性」という側面から捉え直す試みである。「状況省略」や「タグ表現」といった話しことばに頻出の現象が、コミュニケーション上で果たしている役割を解明する。


「シリーズ 英文法を解き明かす」
コミュニケーション重視の英語教育の動向を見据え、文法・語法研究の最先端の情報を存分に盛り込んだ英語学の新シリーズ。現代英語で実際に使用される表現の仕組みを一つまた一つと解き明かし、最前線の英語教育の現場にも新しい息吹をもたらす。英語の具体的な語彙と構文の特性を明らかにすることを目的に設立された英語語法文法学会20周年記念企画。

第1章 書かれたことばから見た「話しことば」
 はじめに
 1.1 話しことばとその境界域
 1.2 「モダリティ」と「発話行為」
 1.3 SLの特徴
 1.4 場面性とリアルタイム性に関するSLの傾向
 1.5 SLの分析に向けて
第2章 場面から離れられぬ運命――場面性・対面性に関わる諸相について
 2.1 対面での会話の事例観察
 2.2 「状況省略」について
 2.3 「タグ表現」について
 2.4 場面に密着した「定型的表現」
 2.5 「強調」について
 2.6 まとめ
第3章 時間に急かされる宿命――リアルタイム性に関わる諸相について
 3.1 リアルタイムで進む発話の事例観察
 3.2 発話のモデル――Levelt (1989)のモデル
 3.3 「挿入」について
 3.4 順序の変更を伴う表現の挿入
 3.5 「繰り返し」について
 3.6 「言い換え」と「言い直し」
 3.7 構造の変容
 3.8 まとめ
第4章 話しことばで見られる正規構造からの変化――話しことばの流れとつながり
 4.1 名詞句前置について
 4.2 話題化について
 4.3 焦点前置文
 4.4 特殊な前置文について
 4.5 転置
 4.6 まとめ

【著者紹介】
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内容説明

「話しことば」は「書きことば」とは何が違うのか。英語の「話しことば」を「場面性」と「リアルタイム性」という観点から切り込んで、その特有の現象について考察する。

目次

第1章 書かれたことばから見た「話しことば」(話しことばとその境界域;「モダリティ」と「発話行為」 ほか)
第2章 場面から離れられぬ運命―場面性・対面性に関わる諸相について(対面での会話の事例観察;「状況省略」について ほか)
第3章 時間に急かされる宿命―リアルタイム性に関わる諸相について(リアルタイムで進む発話の事例観察;発話のモデル―Levelt(1989)のモデル ほか)
第4章 話しことばで見られる正規構造からの変化―話しことばの流れとつながり(名詞句前置について;話題化について ほか)

著者等紹介

内田聖二[ウチダセイジ]
1949年生まれ。奈良大学教授

八木克正[ヤギカツマサ]
1944年生まれ。関西学院大学名誉教授

安井泉[ヤスイイズミ]
1948年生まれ。筑波大学名誉教授

澤田茂保[サワダシゲヤス]
1959年富山県生まれ。東北大学情報科学研究科人間情報科学専攻博士課程修了。博士(情報科学)。現在、金沢大学国際基幹教育院外国語教育系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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れると

1
特定の言語理論に依っているわけではないんだけど(語法研究の本)、自分にはちょっと難しかったかな...。全体的にではなくて、部分部分で理解しづらいところがあった。あと、2ヶ月以上、断続的に少しずつ読んでいたのだけど、そのわりに色々なことを一度に言われて、頭の中がごちゃついている感じ(泣)。見た目や用法(談話上の機能など)が似ている表現ーー例えば「タグ表現」(第2章)などは、なんていうか微妙だなあと思った。でも、個人的に(も)日頃、書きことばを基にした学習文法にどっぷり浸かっているせいか、とても面白く感じた。2016/08/19

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