構文ネットワークと文法―認知文法論のアプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327237028
  • NDC分類 801
  • Cコード C3380

出版社内容情報

本巻では、認知文法論の観点から、文法の中核となる構文現象(使役構文、結果構文、二重目的語構文、受動構文、中間構文、再帰構文、等)やイディオムなどの分析を中心に、文法の動的メカニズムを明らかにしていく。

本巻では、認知文法論の観点から、文法の中核となる構文現象(使役構文、結果構文、二重目的語構文、受動構文、中間構文、再帰構文、等)やイディオムなどの分析を中心に、文法の動的メカニズムを明らかにしていく。さらに、能格性・対格性、構文の拡張、構文のネットワークなど、文法現象にかかわる主要テーマを認知言語学の視点から体系的に考察する。

第1章 伝統文法から構文文法までの史的展開
1.1 伝統文法期
1.2 構造言語学期
1.3 生成文法期
1.4 認知言語学の登場
1.5 まとめ

第2章 認知言語学と構文文法
2.1 認知文法の基本的な考え方
2.2 認知文法と構文文法
2.3 Langacker (2000) の構文文法
2.4 言葉の創造性と構文の拡張
2.5 動的な拡張としての類推
2.6 まとめ

第3章 態と構文
3.1 態とは何か
3.2 再帰表現と中動態
3.3 他動性と自動性と構文
3.4 まとめ

第4章 格と構文
4.1 格とは何か
4.2 格屈折のタイプ
4.3 格の概念
4.4 格と対格性・能格性
4.5 認知文法おける格標示の意味
4.6 分裂能格性 (Split-ergativity)
4.7 格標示の意味
4.8 格と態の関係
4.9 まとめ

第5章 語用論的視点から見た構文の拡張
5.1 構文と意味
5.2 構文とスキャニング
5.3 グローバル構文と意味の拡張プロセス
5.4 構文の拡張と語用論的意味
5.5 構文の拡張と再分析
5.6 まとめ

第6章 一般的展望
6.1 これまでの文法理論に欠けていたもの
6.2 ネットワークモデルとリンキング
6.3 構文の動機づけと語用論的意味
6.4 結果重視の文法からプロセス重視のオンライン文法へ

【著者紹介】
尾谷昌則 (おだに まさのり)
1973年、富山県生まれ。2005年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。Ph. D.
現在、法政大学文学部(日本文学科)准教授。
論文:「主要部内在型関係節の成立条件とプロミネンスによる項選択」(KLS 21, 2001)、「接続詞ケドの手続き的意味」『語用論研究』7, 2005)、「自然言語に反映される認知能力のメカニズム:参照点能力を中心に」未刊行博士論文、2005)、「構文文法の歴史的背景と今後の展望」『人間情報学研究』11, 2006)、「アマルガム構文としての『「全然」+肯定』に関する語用論的分析」(『言葉と認知のメカニズム』2008)ほか。

二枝美津子 (にえだ みつこ)
1950年生まれ。大阪府出身。1982年津田塾大学大学院博士課程単位取得退学。文学修士。
現在、京都教育大学教育学部教授。
著書:『主語と動詞の諸相』(ひつじ書房、2007)、『格と態の認知言語学』(世界思想社、2007)、編著『句動詞XVY構文:形と意味の謎』(教育出版、2007)、論文:「中間構文・能格構文・再帰構文」(『英語教育研究』26, 2003)、「被動者-主語文の認知言語学的分析」(『認知言語学論考』3, 2004)ほか。

内容説明

本巻では、認知文法論の観点から、文法の中核となる構文現象(使役構文、結果構文、二重目的語構文、中間構文、受動構文、再帰構文、等)やイディオムなどの分析を中心に、文法の動的メカニズムを明らかにしていく。さらに、能格性・対格性、構文の拡張、構文のネットワークなど、文法現象にかかわる主要テーマを認知言語学の視点から体系的に考察する。

目次

第1章 伝統文法から構文文法までの史的展開
第2章 認知言語学と構文文法
第3章 態と構文
第4章 格と構文
第5章 語用論的視点から見た構文の拡張
第6章 一般的展望

著者等紹介

山梨正明[ヤマナシマサアキ]
1948年、静岡県生まれ。1975年ミシガン大学大学院博士課程修了。Ph.D.(言語学)。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科(言語科学講座)教授

尾谷昌則[オダニマサノリ]
1973年、富山県生まれ。2005年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。Ph.D.。現在、法政大学文学部(日本文学科)准教授

二枝美津子[ニエダミツコ]
1950年生まれ。大阪府出身。1982年津田塾大学大学院博士課程単位取得退学。文学修士。現在、京都教育大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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