目次
序章 ベック理論とゼロ年代の社会変動
第1部 個人化する日本社会の課題(社会学史における個人と社会―社会学の課題の変容とそれへの理論的格闘;社会の構造変化と家族―「家族の機能」再考;日本型企業社会とライフコース―その成り立ちと個人化による揺らぎ;資本主義経済システムにおける人間関係の外部性)
第2部 個人化という謎を解き明かす(後期近代における監視社会と個人化―子どもの「見守り」技術の導入・受容に着目して;個人化社会における孤立と孤立死;道徳による貧困層の分断統治―一九世紀福祉史と個人化;日本型市民社会と生活保障システムのセカンドモダニティ―二つの個人化と複数性の条件)
終章 個人化のパラドクスを超えるために