内容説明
この事件は明治政府の「でっち上げ」で、大部分は事実無根であったとする説が広く流布されているが、本書は、最高裁判所保管の事件記録等の資料を精密に調査した結果に基づいて、事件の真相を説明する。
目次
1 明治後半期の一般情勢、社会運動の状況等
2 大逆罪についての刑法の規定
3 大逆事件捜査の経過
4 明科事件
5 11月謀議事件
6 皇太子暗殺謀議事件
7 公判の審理、判決、恩赦等
8 大逆事件の捜査、裁判等に対する批判
9 大逆事件の影響
10 大正時代の大逆事件
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- 和書
- 佛教藝術 159号