出版社内容情報
日韓共同開催による2002年のワールドカップまで、あと3年。そのとき「サポーター」と呼ばれる人々が、世界中から大挙してやってくる。はたしてホストである私たち日本人は、彼らについてどれだけ知っているのか? 98年のフランス大会で、写真家である著者は参加32ヵ国のサポーターたちを直撃。本書は、テレビでは決して観られない彼らの素顔を、大胆に切り取った写真144点を一挙掲載するとともに、サポーター文化固有の「ナショナリズムと帰属意識」にも光を当てる。サポーターたちの魅力と知られざる真実に迫る、本邦初の試みがここに
内容説明
西暦2002年、私たちの街に「サポーター」と呼ばれる人々がやってくる。言葉も文化も宗教も異なる様々な民族が、大声で歌い、酒をあおりながら、大挙して「祭典の舞台」となる極東を目指す。果たして当事者となるニッポン国民は、彼らサポーターについてどれだけ知っているのか。また、彼らを受け入れるための準備はできているのか。これまで注目されることのなかった、サポーターの知られざる素顔を“フランス’98”から読み解く本邦初の試み、遂に登場。
目次
プロローグ 西暦2002年、そのとき貴方は…―あるいはワールドカップの日常的風景
第1部 異世界との遭遇―グループ・リーグ前編
第2部 アジアの純真と世界の壁―グループ・リーグ後編
第3部 列強国の憂鬱―決勝トーナメント前編
第4部 パリは燃えているか―決勝トーナメント後編
エピローグ 平成14年、そのとき私は…―あるいはニッポン人の想像力について