内容説明
「いい写真を撮るためには、撮影対象への愛が存在しなければならない」。独自の写真哲学をもとに、全てのカメラ・ファンに贈る、痛快きわまる独創的撮影術。基本からハイ・テクニックまで。
目次
第１章 まえがき―曲り角にきたカメラたち
第２章 今、なぜ写真なのか―写真は人間のイメージ能力と集中力を高める
第３章 初心者の皆さんへ―失敗を喜ぼう、その方が上達は速い
第４章 女性カメラマンへ―数字に執着する男のまねをしないで
第５章 女性のためのカメラ・ガイド―おしゃれな二眼レフはいかが？
第６章 心を揺さぶる写真を撮るには―まず自分がよろこびのある生活を
第７章 取材・撮影旅行の実際―「出陣」の出で立ち
第８章 取材を前提としたカメラシステムの選び方―ポイントは２８・３５・５０ミリレンズだ
第９章 私の撮影機材―クラシックカメラを楽しみながら使いこむ
第１０章 名レンズを味わうシステム―楽しみながら撮ろう
第１１章 続・良いレンズの選び方―レンズ・グルメの世界
第１２章 新型カメラ・クラシックカメラの使いこなし―失敗しないフィルム装填法など
第１３章 作例を見ながら
第１４章 新旧比較実写テスト―やはり名機にはそれなりの理由が
第１５章 基本に戻ろう―ＡＦや一眼レフを忘れると違う世界がみえてくる
第１６章 再び、写真とは―宇宙・生命への愛と祈り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
11
被写体に出会って感動できるためには、普段からそれなりの心を保てる生活ができていなければならない。愛や感動や問題意識（例えば社会、人間、美などに対して）のある生活。写真には自分の心のレベルが写ってしまう。心を豊かにしなければ、人の心を動かす写真は撮れない。物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさ。感謝の心。心の豊かな状態だと必然的に良い被写体に出会う。出会うと共振し感動が生まれる。この時に技術が必要となる。精神的な技術は集中力と想像力。物質的な技術は良いレンズ・カメラとそれらの使いこなし。2016/11/20
