出版社内容情報
今、もっとも読みたい名作「バッテリー」、つばさ文庫版第5弾!!強豪・横手二中との一戦から、巧と豪のすれ違いは続いていた。けれど、「最高のバッテリー」を目指す二人は、チームメイト達、そして、相手校の門脇、瑞垣らをも巻き込んで変化し、マウンドでの勝負に挑む――!!
あさの あつこ[アサノ アツコ]
著・文・その他
佐藤 真紀子[サトウ マキコ]
イラスト
内容説明
新田東中学野球部でバッテリーを組む巧と豪。二人は、練習試合をした県内最強・横手二中の四番打者・門脇や瑞垣から注目され、もう一度戦うことになる。けれど、練習試合以来、巧と豪はずっとぎくしゃくしていた。なんとか練習を始め、巧みの球を受けるようになった豪は、自分の本当の気持ちに気づき、巧にぶつける。そのとき、巧は―!?「最高のバッテリー」を目指す二人がマウンドでの勝負に挑む、第5巻。小学上級から。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。『バッテリー』(教育画劇)で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1~4』で小学館児童出版文化賞を受賞
佐藤真紀子[サトウマキコ]
1965年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こふみ
22
季節は冬から2度目の春へ。野球を通して成長する少年達、葛藤さえも眩しく感じます。WBCで活躍する選手達にもこんな中学生時代があったのかなぁ…と想いを馳せてしまいます。今夜のオーストラリア戦も応援しなきゃ🇯🇵2023/03/07
せら
14
この巻はいろんなタイプの人間が出てきて(初登場ではないけど、前回までよりも中心に書かれていた)、巧や豪との関係がかなり面白かった。この後の展開が楽しみです。2016/10/02
海星梨
6
KU。そうか、タイトル通りバッテリーなんだ。野球を書くのに、高校野球でなくて中学生をあえて選んで、そして少年野球を書くんでもない。この五冊はバッテリー二人を描くもので、ほかの野球の要素は試合ですらオマケなんだ。すげぇやこれ。一冊目では豪の友達だった顔ぶれが、巧とわちゃわちゃしてることが増えて、豪と巧が話している場面でも巧の方が彼らと豪から離れていく。そういう苦しみの書き方が凄いと思った。次で最後。本当に最後になるの? とやはり思いつつ。2022/09/09
むらっち(空)
3
やはり姫様はすごいお方ですのぉ。自分の力で制御不能な豪速球。でも直ぐに自分の思いのままにその豪速球を投げる天才。きっと、横田の3年生を豪快に三振で仕留めたのでしょう。さて、次は最終号、どこまで天才姫様は駆け上るのでしょうか。楽しみじゃ。2016/11/11
tomo
1
豪は一気に大人になっちゃった感じかな。巧もちょっとづつ成長してる。巧って実際に身近にいたら好きになれないかもしれないけど、巧の気持ちなんとなくわかるところもあって、惹きつけられる2013/11/10