内容説明
様々なアプローチからの最新の研究を紹介し、ポスト・モダン状況における音楽美学の可能性をさぐる論集。
目次
音楽美学の限界?(ハンス・ハインリヒ・エッゲブレヒト)
「絶対音楽と標題音楽との間に」―ドイツ・ロマン派交響曲の解釈について(ルートヴィヒ・フィンシャー)
ベートーヴェンの『ディアベリ変奏曲』における歴史の受容―分析的カテゴリー、美的カテゴリー、歴史的カテゴリーの媒介に向けて(マルティン・ツェンク)
オペラ歌手の動作と表情の記号学的分析(ニコレ・スコット・ディ・カルロ)
音楽学における検証と社会学的解釈(オットー・E・ラスケ)
音環境と日常音楽(クルト・ブラウコプフ)
滝のごとき流れ―カルリ音楽理論の隠喩(スティーブン・フェルド)
ことばと音《―中心かつ不在》(イワンカ・ストイァノーヴァ)
音‐時間のイマージュ(ダニエル・シャルル)