出版社内容情報
芸術の変貌の哲学的・社会的意味、芸術と自然・身体・メディアとのかかわり、芸術解釈の特性、市場・画商・美術館・アカデミーが果たす役割etc芸術学の今日的射程を決定する。
【目次】
序
Ⅰ 芸術の哲学
1 シェリングの芸術哲学について―現代へのひとつの通路を尋ねて
2 <芸術終焉論>(ヘーゲル)と<アーティスト形而上学>(ニーチェ)
―美学における超越論的尺度の変換について
3 芸術と真理―ハイデガー
4 哲学と芸術―プラトンの見方とその射程
Ⅱ 芸術哲学の諸相
● 芸術の在り方
1 芸術と自然
2 芸術と身体
3 芸術と遊び
4 芸術とイデオロギー―芸術の自律性の問題をめぐって
5 芸術とメディア
● 芸術の読み方
1 芸術と記号
2 カント『判断力批判』の強請(Ansinnen)概念―境界線の確定
3 芸術と解釈
4 芸術と批評―「写楽」の論理学
Ⅳ 芸術と社会の関わり
1 芸術受容の社会史―趣味・収集・消費
2 美術館とコレクション―<美術館効果>をめぐって
3 美術展の批評的機能―現代における美術館のひとつの可能性
4 美術批評と展覧会―美術館のあり方をめぐって
5 美術市場―十八世紀のパリの場合
6 美術市場―日本の洋画商
7 アカデミーと美術教育
8 芸術と社会
9 美術館博物館と大学―美術の研究にかかわる諸問題についての若干の提言
内容説明
芸術の変貌の哲学的・社会的意味、芸術と自然・身体・メディアとの関わり、芸術解釈の特性、市場・画商・美術館・アカデミーが果たす役割etc.芸術学の今日的射程を測定する。
目次
1 芸術の哲学(シェリングの芸術哲学について―現代へのひとつの通路を尋ねて(神林/恒道)
「芸術終焉論」(ヘーゲル)と「アーティスト形而上学」(ニーチェ)―美学における超越論的尺度の変換について(岩城/見一) ほか)
2 芸術哲学の諸相(芸術と自然―オスカー・ベッカーの披担性とマルティン・ハイデガーの自然の問題について(伊東/多佳子)
芸術と身体(梅原/賢一郎) ほか)
3 芸術と社会の関わり(芸術受容の社会史―趣味・収集・消費(小林/信之)
美術館とコレクション―「美術館効果」をめぐって(井上/明彦) ほか)