ボッティチェリ“プリマヴェラ”の謎―ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット

個数:
電子版価格
¥2,860
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ボッティチェリ“プリマヴェラ”の謎―ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 136p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326800575
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C1071

出版社内容情報

妖精クロリスと西風の神ゼピュロス、春の女神フローラと愛の女神ウェヌス、三女神を矢で狙うクピードー、学知の神メルクリウス。これらの人物は何を意味しているのか? 何のために描かれたのか? 秘密の鍵をにぎるのは一枚のタロット・カード《恋人》。愛と詩情あふれるルネサンスの「知のコスモス」を豊かに描きだす快著!

内容説明

女神ウェヌスの視線と右手、花に包まれた女神フローラ。クピードーの矢の向かう先。右の暗い森と左の楽園…幻想と神秘の世界にいざなうイタリアルネサンス芸術の代表作、そこにはいまだ解かれていない謎がある。秘密の鍵をにぎるのは一枚のタロット・カード“恋人”。愛と詩情あふれるルネサンスの「知のコスモス」を豊かに描きだす!

目次

1 はじめに
2 謎の扉をあける鍵―タロット“恋人”(ヘラクレスの選択;フィチーノ、そしてピレボスの審判)
3 “プリマヴェラ”の謎へ―ロレンツォの選択(シモネッタ;ルクレツィア;ふたつの森と夜明け;ロレンツォと二人の恋人;ゼピュロスとクロリス;メルクリウスと恩寵の三女神)

著者等紹介

ポンセ,クリストフ[ポンセ,クリストフ] [Poncet,Christophe]
1963年、フランス・リヨン生。パリ・ソルボンヌ大学で法学と政治学を修める。テレヴィ局プロデューサー業のかたわら、2000年からマルシリオ・フィチーノの哲学を研究する。現在、パリの学術研究所『ヴィラ・スタンダール』Villa Stendhal所長

豊岡愛美[トヨオカアミ]
1984年、東京都生。文化学院卒業後、2015年に学習院女子大学大学院修士課程修了。2010年より文化学院で現代詩の講師。イタリア・ルネサンスにおける芸術と詩、そしてフィチーノを中心とした思想家とのつながりに関心をもち、2015年に修士論文『芸術と徳概念:ボッティチェリ“プリマヴェラ”におけるフマニタスの徳の解釈』で学習院女子大学学会のY氏賞受賞。現代詩およびプラトン主義における「徳」(アレテー)の概念を研究する

ヒロ・ヒライ[ヒロヒライ]
1999年より学術ウェブ・サイトbibliotheca hermetica(略称BH)を主宰。同年にフランスのリール第三大学にて博士号(哲学・科学史)取得。現在オランダのナイメーヘン大学研究員。2012年に第九回日本学術振興会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すみの

17
ボッティチェリの名画『プリマヴェイラ』。作者が画に込めた意図をマルセイユ版タロット『恋人』のカードをヒントに謎解きしていく。人物配置、手の置き方、衣装、持ち物、植物…興味深かったです。そしてルネサンス期の芸術家に影響を与えた古代ギリシアの神学者、哲学者たち。監修のヒロ・ヒライ氏のあとがきにある異教の知識を持ち込んだ哲学者フイチーノを中心に、集まった知識人の創作の結晶として「知のコスモス」である『プリマヴェイラ』完成なのかと。今の季節・春に読めて良かったなと。2016/04/15

こぽぞう☆

15
ロレンツォ・イル・マニーフィコのために描かれた《プリマヴェラ》ボッティチェリによるこの絵の謎を、マルセイユ版タロットの「恋人」のカードやダンテの神曲などを手がかりに解いていく。ロレンツォ・イル・マニーフィコってソネットも遺しているんだ。2017/03/07

takakomama

3
マルセイユ版のタロットを手がかりにして、ダンテの「神曲」や賢人たちの著作、神話などを引用しながら、ボッティチェリの「プリマヴェラ」を読み解いていきます。真実はわかりませんが、興味深かったです。この絵画を依頼した、ロレンツィオ・イル・マニフィコは思いは・・・2023/05/30

わかめスープ

1
論文用2023/11/21

Great Eagle

1
久し振りの絵画本でした。西洋絵画は宗教やら哲学やら神話やらの基礎知識がないとどうも理解が出来ないものですね。この本の内容もタロットの構図からひも解いて欲望と知性の狭間を描いているそうです。面白いですね。2016/03/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10123792
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。