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出版社内容情報
観られる対象であり続けた女性を、描く/観る/表現する立場──女性アーティスト、アートディーラー、美学者の目を通し捉え直す。
Ⅰ 19世紀末パリで画家をめざしたバシュキルツェフ、ドイツ表現主義のベッカー、キュビストの仲間だったマリー・ローランサンそして Ⅱ 20世紀美術の流れをつくったアメリカ女性画商たち──ガートルード・スタイン/ドライアー/シャイアー/グッゲンハイム、美学者ランガー Ⅲ ベルリン・ダダのハンナ・ヘッヒ、草間彌生、シンディ・シャーマンが生きた近代とは?
関連書:
グリセリダ・ポロック 『視線と差異─フェミニズムで読む美術史』(新水社)
若桑みどり 『女性画家列伝』(岩波書店)
序 美術史をつくった女性たち
──モダニズムの歩みのなかで
Ⅰ 描く女性たち──
1 「描/書く」女
──マリー・バシュキルツェフとフェミニズム美術史
2 《レクイエム》の射程
──リルケとパウラ・モーダーゾーン=ベッカー
3 マリー・ローランサンの絵画
──前衛作家と流行作家の間で
Ⅱ 観る女性たち──
4 ガートルード・スタイン
──20世紀モダニズムの胎動
5 抽象表現主義前夜
──モダン・アートと3人の女性たち
6 女が涙を流すとき
──S・K・ランガーの芸術論を巡って
Ⅲ 表現する女性たち──
7 ダダイスト、ハンナ・ヘッヒ
──<異化された身体>とフォトモンタージュ
8 草間彌生と「自己消滅」
──「もの」と「こと」の狭間で
9 鏡の国のアートワールド
──シンディ・シャーマンの磁場
あとがき
年表
内容説明
観られる対象であり続けた女性を、19世紀末から20世紀に活躍した女性アーティスト、アート・ディーラー、美学者の仕事―描く、観る、表現する立場―から捉え直す。
目次
1 描く女性たち(「描/書く」女―マリー・バシュキルツェフとフェミニズム美術史;“レクイエム”の射程―リルケとパウラ・モーダーゾーン=ベッカー;マリー・ローランサンの絵画―前衛作家と流行作家の間で)
2 観る女性たち(ガートルード・スタイン―二〇世紀モダニズムの胎動;抽象表現主義前夜―モダン・アートと三人の女性たち;女が涙を流すとき―S.K.ランガーの芸術論を巡って)
3 表現する女性たち(ダダイスト、ハンナ・ヘッヒ―“異化された身体”とフォトモンタージュ;草間弥生と「自己消滅」―「もの」と「こと」の狭間で;鏡の国のアートワールド―シンディ・シャーマンの磁場)
著者等紹介
神林恒道[カンバヤシツネミチ]
1938年生、京都大学大学院博士課程修了、大阪大学名誉教授、立命館大学教授
仲間裕子[ナカマユウコ]
1953年生、大阪大学大学院博士課程修了、立命館大学教授
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感想・レビュー
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