内容説明
アメリカン・ドリームとその挫折。処女作『アメリカの影』から遺作となった『ラブ・ストリームス』まで。それぞれのフィルムを詳細に分析し、映画が描く家族、夫婦、世代、社会、歴史を抽出する。
目次
第1章 様式からの自由 自由の様式
第2章 場面作りとアイデンティティの追究―『アメリカの影』製作
第3章 子供たち、道化たち、取り込み詐欺師―ハリウッドでの作業、『トゥー・レイト・ブルース』、『愛の奇跡』
第4章 欲望の形態―『フェイシズ』
第5章 責任は夢の中で始まる―『ハズバンズ』
第6章 走り去る愛―『ミニーとモスコウィッツ』
第7章 影響を習得すること―『こわれゆく女』
第8章 自己‐防衛、自己‐充足、自己‐破滅―『チャイニーズブッキーを殺した男』
第9章 想像力の官僚制―『オープニング・ナイト』
第10章 システムを打ち破ること―『グロリア』
第11章 気をもませるような夢
第12章 愛の夢―『ラブ・ストリームス』
終章 一九九一年―アメリカ的なヒロイズム
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