出版社内容情報
佐久病院と若月俊一の歩みを八ヶ岳山麓の農村の変貌のなかで検証。農村のかかえている問題とその再生策を医師の眼から探り,佐久病院の果たすべき役割を追求する意欲作!
【目次】
Ⅰ 八ヶ岳さんろく50年―地域と手をにぎって
Ⅱ 医師として農民とともに
1 外科医の地域医療へのかかわり
2 地域を舞台に農民を診る生きがい
Ⅲ 農村の変貌と再生への歩み
1 高原野菜王国の川上村
2 兼業化の進んだ小海町
3 過疎化・高齢化のなかで模索する北相木村
4 リゾート化への道をとった清里
Ⅳ 佐久病院の初心を持続させるために
Ⅴ 二十一世紀を前にして
解説にかえて
内容説明
農村はいま、どのような問題をかかえ、どの方向に再生の道を見出そうとしているのか。佐久病院と若月俊一の歩みを8ケ岳山麓の農村の変貌の中で検証し、その再生策と佐久病院の果たすべき役割を追求する問題作。
目次
1 八ヶ岳山麓50年―地域と手をにぎって
2 医師として農民とともに
3 農村の変貌と再生への歩み
4 佐久病院の初心を持続させるために
5 21世紀を前にして
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蓮花
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公的な病院グループとして、赤十字(病院だけ取り出せば、92病院)、国立病院(国立病院機構、142病院)、地域医療機能推進機構(Jcho、元の社会保険病院等。57病院)が知られている。大都会住民には馴染みの薄い病院グループとして厚生連(122病院)があり、農山村の医療を担う。佐久総合病院の長年の院長で、今日の地域医療、コミュニティ医療の重要性、治療より予防の意義を広めた若月俊一先生の思いがわかる。収載の「農村の変貌と再生への歩み」「佐久病院の初心を持続させるために」は、特筆。社会改革への深い思いが伝わる。2018/12/05