出版社内容情報
全員が連帯し公平に広く負担する新たな枠組みへ。時代に抗し目指すべき改革とは。旧版をデータ更新、最新情報を加えた第2版。
好評を博した『ちょっと気になる~』シリーズ発展版。「企業を含め社会・経済の参加者全員が連帯し、公平な立場で、広く負担していく新たな枠組み」 とはどんな構想なのか。年金・医療・労働などを包括し 「社会保障」 をめぐるより深い知識と視点に導く一書。22年刊行初版に年金や最低賃金をめぐる最新情報を加えた第2版。
【目次】
第2版の刊行にあたって
はじめに,そして勤労者皆保険の話
第Ⅰ部 再分配政策としての社会保障
Ⅰ-1 消費の平準化を果たす賃金のサブシステム
Ⅰ-2 制度,政策はどのように動いているのか
Ⅰ-3 再分配政策とアテンション・エコノミー
Ⅰ-4 手にした学問が異なれば,答えが変わる
Ⅰ-5 「人口減少」を悲観しすぎると知恵が止まる
Ⅰ-6 日本人の租税観
第Ⅱ部 年金
Ⅱ-1 働き方の変化と年金制度,そしてライフプラン
Ⅱ-2 不確実性と公的年金保険の過去,現在,未来
Ⅱ-3 公的年金があてにならないって本当ですか?
第Ⅲ部 労働政策
Ⅲ-1 最低賃金制度の歴史的歩みと現在
Ⅲ-2 育児休業制度の歴史的歩みと現在
第Ⅳ部 医療と介護
Ⅳ-1 日本の医療政策,その動きと規定する力学は?
Ⅳ-2 この国の医療の形はどのように生まれたのか
Ⅳ-3 社会的共通資本としての地域医療連携推進法人
Ⅳ-4 地域医療連携推進法人に求められる役割
Ⅳ-5 地域医療構想の到達点と課題──研究者の立場から
Ⅳ-6 地域医療構想における病床適正化政策の変遷とガルブレイスの権力論
Ⅳ-7 介護保険を「撤退戦」から守るたった1つの方法
第Ⅴ部 日本の社会保障の最大の弱点
Ⅴ-1 社会保障DXへの道筋を描いた「全世代型社会保障構築会議」
おわりに
第2版のおわりに
知識補給
WPPを知らないのは,もういいだろう,放っておいて
社会保険における高所得層の包摂
公的年金の創設,拠出制か無拠出制か?
年金財政検証が用いる新古典派成長モデルの特徴
ロマンとして生まれた国民皆年金
いわゆる「支給開始年齢の引き上げ」と将来の給付水準の引き上げ
「支給開始年齢の引き上げ」まわりの見せかけの相関
ワーク・ライフ・バランス憲章の総括について
終身保険は私的でなく公的となる理由
医療政策で「需要」と「ニーズ」を使い分ける理由
内生的医療制度論という話,再び
医師・患者関係と「患者の責務」規定
日本の医療,固有の歴史的特徴と政策課題との関係
医療情報の共有化を遮るもの
終末期の医療をめぐるこの10数年の大きな変化──いかに生きるかの問題へ
好事例か,それとも創造的破壊者か
成長はどの程度コントローラブルなものなのだろうか
高齢者は経済の宝,社会保障で地方創生は可能──「灌漑施設としての社会保障」という考え方
気質と理屈,どっちが先か?
年金積立金を用いた国民皆奨学金制度の合理性
わかりやすさイチ推しの週刊プレイボーイ記事
公共政策の理性は保たれるか──アテ



