出版社内容情報
効果的な地域医療を実現するために、現状を評価し改善点を見出す手法とは。医療の効率性測定の理論的概観から、現場での適用・対応法実例までを含む初のテキスト。
医療法改正に伴い、都道府県は今年から新しい「地域医療計画」及び「医療費適正化計画」を策定することになる。各自治体ではどの病院に支援を行い、どの療養病床を削減するかにあたって各医療機関の効率性などを評価し判断することになるが、本書はその評価手法を学ぶためのテキストである。理論から現場での適用・対応法実例まで含む。
[関連書] 同著者執筆 『保健・医療提供制度』 (勁草書房刊)
内容説明
効果的な地域医療を実現するために、現状を評価し改善点を見出す手法とは。理論から現場での対応法実例までを含む初のテキスト。
目次
第1部 医療分野における効率性評価手法の概要(医療分野における効率性測定の諸手法;効率性測定の前提条件と外応策に関する研究)
第2部 日本の医療制度の特徴と効率性測定の留意点(わが国病院市場の競争形態に関する研究;多変量解析を利用した民間病院の経営指標のベンチマーキング手法)
第3部 問題点に対応した実証研究(パネル・データを用いた自治体病院の効率性の推定に関する研究;病院の効率性測定におけるDEAの領域制限の効果に関する研究;Composite Indicatorを用いた病院の効率性測定に関する研究)
著者等紹介
河口洋行[カワグチヒロユキ]
1965年生。1989年一橋大学商学部卒業。日本興業銀行、通産省を経て、2000年(学)国際医療福祉大学国際医療福祉総合研究所入所。2001年英国ヨーク大学大学院経済学研究科入学。2002年英国ヨーク大学大学院経済学研究科修了、修士(医療経済学)。2002年(学)国際医療福祉大学大学院助教授兼任。2006年一橋大学経済学研究科博士後期課程(応用経済学専攻)入学。2008年一橋大学経済学研究科博士後期課程修了(飛び級)博士(経済学)。現在、国際医療福祉大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。