日本の歯科医療政策―医療経済と国際比較の視点から

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326700554
  • NDC分類 497
  • Cコード C3047

出版社内容情報

医療経済学の手法で日本の歯科医療政策を実証的に分析、その特異な状況と今後とられるべき政策について考察するはじめての「社会歯科学」本。

二大疾患である虫歯と歯周病の予防管理方法が確立された現在、諸外国では歯科医療政策の見直し──公衆衛生分野を充実させ(予防教育と16歳までの無料治療)限られた財源は必要な人へという流れ──が行われている。本書は日本の歯科医療政策を実証的に分析し、今後とられるべき政策について考察する。


 序章 歯科医療の政策分析

第Ⅰ部 医療制度と歯科医療
 第1章 歯科疾患の特性と歯科医療
 第2章 歯科医療需要の特性と社会保険制度
 第3章 歯科医療のアウトカムの国際比較

第Ⅱ部 変化する社会と歯科保健・医療制度
 第4章 高度経済成長期の歯科医療
 第5章 社会の高齢化と歯科医療
 第6章 歯科医療の需給予測

第Ⅲ部 日本の歯科医療の政策分析
 第7章 医療保険制度と歯科医療の需給調整
 第8章 医療政策の決定プロセスと歯科医療
 第9章 これからの日本の歯科医療政策

あとがき
事項索引
欧文索引

内容説明

社会の高齢化、歯科医師の供給過剰、医療保険制度の見直しといった社会環境の変化は歯科医療にどのように影響するのか。共通の課題に取り組む先進諸国の制度改革紹介とわが国の歯科医療政策分析を通じ、日本歯科医療の現状と今後とられるべき政策について考察する。

目次

歯科医療の政策分析
第1部 医療制度と歯科医療(歯科疾患の特性と歯科医療;歯科医療需要の特性と社会保険制度;歯科医療のアウトカムの国際比較)
第2部 変化する社会と歯科保健・医療制度(高度経済成長期の歯科医療;社会の高齢化と歯科医療;歯科医療の需給予測)
第3部 日本の歯科医療の政策分析(医療保険制度と歯科医療の需給調整;医療政策の決定プロセスと歯科医療;これからの日本の歯科医療政策)

著者等紹介

野村眞弓[ノムラマユミ]
1958年生まれ。日本大学歯学部事務局に勤務する傍ら、2005年千葉大学大学院博士課程修了(社会保険・医療政策)。同大大学院社会文化科学研究科公共研究センターCOEフェローを経て、現在特定非営利活動法人日本医学交流協会医療団勤務、千葉大学医学部附属病院特任研究員、日本大学歯学部非常勤講師

広井良典[ヒロイヨシノリ]
1961年生まれ。1986年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。厚生省勤務を経て、1996年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授

尾崎哲則[オザキテツノリ]
1956年生まれ。1987年日本大学大学院歯学研究科修了、歯学博士。日本大学歯学部教授、日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校長併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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