出版社内容情報
LGBTQの歴史的経験はアメリカに何をもたらし、いかにアメリカそのものを形成してきたか。周縁化されてきた視点から再解釈する。
植民地期から現代に至るまで、アメリカ史の基本的叙述においてジェンダー/セクシュアリティ規範とその撹乱・変容がいかに密接不可分であったか。クィア的視点からとらえ返した〈アメリカ〉を描き、人種やジェンダー・セクシュアリティを歴史叙述の不可欠な構成要素に位置づける。ラムダ文学賞およびストーンウォール図書賞受賞作。
【原著】Michael Bronski, A Queer History of the United States(Beacon Press, 2011)
内容説明
LGBTQの歴史的経験や行動はアメリカに何をもたらし、いかにアメリカそのものを形成してきたのか。人種やジェンダー、セクシュアリティを歴史叙述の不可欠な構成要素に位置づけ、周縁化されてきた人々の視点からアメリカ史を書き直した「再解釈のアメリカ史」第二弾。ラムダ文学賞(2012)、ストーンウォール図書賞(2012)、アメリカ図書館協会イズラエル・フィッシュマン賞(2012)受賞。
目次
第1章 迫害社会
第2章 性的にあいまいな革命
第3章 クィアなアメリカを想像する
第4章 死と芸術の民主主義
第5章 危険な純潔
第6章 舞台上の生/都会の生
第7章 ジェンダーの生産とマーケティング
第8章 塹壕でのセックス
第9章 目に見えるコミュニティ/目に見えない人びとの生活
第10章 反乱/バックラッシュ/抵抗
著者等紹介
ブロンスキー,マイケル[ブロンスキー,マイケル] [Bronski,Michael]
ハーバード大学教授
兼子歩[カネコアユム]
北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部准教授
坂下史子[サカシタフミコ]
ミシガン州立大学大学院文芸研究科博士後期課程修了。Ph.D.(アメリカ研究)。現在、立命館大学文学部教授
〓内悠貴[タカウチユキ]
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校大学院博士課程修了。Ph.D(歴史学)。現在、弘前大学人文社会科学部助教
土屋和代[ツチヤカズヨ]
カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院歴史学研究科博士後期課程修了。Ph.D.(歴史学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
xxx