出版社内容情報
個人の語りに立脚する社会学の理論と実践。私たちはいかにして、人生の物語を「歴史と構造」に架橋することができるだろうか。
はじめに
マンゴーと手榴弾─語りが生まれる瞬間の長さ
鉤括弧を外すこと─ポスト構築主義社会学の方法
海の小麦粉─語りにおける複数の時間
プリンとクワガタ─実在への回路としてのディテール
沖縄の語り方を変える─実在への信念
調整と介入─社会調査の社会的な正しさ
爆音のもとで暮らす─選択と責任について
タバコとココア─「人間に関する理論」のために
岸 政彦[キシ マサヒコ]
著・文・その他
内容説明
沖縄戦の最中に手渡された手榴弾と、聞き取りの現場で手渡されたマンゴー。「こちら側」と「あちら側」の境界線を超えて行き来する、語りと記憶と「事実」。ストーリーの呪縛から逃れ、孤独な人生について、過酷な世界について、直接語り合おう。「約束としての実在論」へ向けた、ポスト構築主義の新しい生活史方法論。
目次
マンゴーと手榴弾―語りが生まれる瞬間の長さ
鉤括弧を外すこと―ポスト構築主義社会学の方法
海の小麦粉―語りにおける複数の時間
プリンとクワガタ―実在への回路としてのディテール
沖縄の語り方を変える―実在への信念
調整と介入―社会調査の社会的な正しさ
爆音のもとで暮らす―選択と責任について
タバコとココア―「人間に関する理論」のために
著者等紹介
岸政彦[キシマサヒコ]
1967年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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