ウルリッヒ・ベックの社会理論―リスク社会を生きるということ

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ウルリッヒ・ベックの社会理論―リスク社会を生きるということ

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326654093
  • NDC分類 361.234
  • Cコード C3036

出版社内容情報

本書は、ベックの代表的な理論や概念である再帰的近代化、リスク社会、個人化、コスモポリタン化を解説している。加えて、ベックのリスクと危険の概念を批判的に検討した論考や、彼が政策提言した市民労働という一種のベーシックインカムや、近代の共同構築者としてカトリックを評価した彼の公共宗教論を検討した論考も掲載している。

内容説明

国家や会社や家族の保護機能が弱まり、テロ、貧困、孤立等のリスクが直接個人を襲うようになった現代社会を分析したベック理論。日本初の包括的な解説書。

目次

第1章 再帰的近代化
第2章 リスク社会
第3章 ベックにおける「リスク」および「危険」の語の用法について
第4章 個人化
第5章 市民労働―連帯と承認をめぐる理念の生成と変容
第6章 コスモポリタン化とコスモポリタニズム
第7章 ドイツ地域福祉における市民社会と宗教―ベックの宗教論を手掛かりとして
終章 不可逆なプロセスとしての再帰的近代化

著者等紹介

伊藤美登里[イトウミドリ]
1965年生まれ。1995年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学/博士(文学)。現在、大妻女子大学人間関係学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

6
ベックの訳者でもある著者がベックの独特の概念を丁寧に解説しているので入門書としてグッド。第1の近代(伝統的共同体からの解放)から第2の近代(再帰的近代)への移行にともなって、諸々の中間集団が解体され、個人化が起こり、リスクの防波堤がなくなることでリスクの分配が問題になり、このような事態は既存の国民国家では対応できずコスモポリタン化が進行する。こうした主要な概念の説明に加え、リスク社会論のなかで判然としないリスク/危険の違いがあることを指摘しつつ、むしろベックにとってそれは定義しないことに意味があると指摘。2021/05/09

takao

2
再帰的社会 リスクについての定義はあいまいなまま。 2019/04/25

Bevel

0
うーん。。うまくたどり着けなかったなあ。。もうちょっとどういう系譜の人かを知りたかった。2022/02/23

singoito2

0
ロベール・カステル「社会喪失の時代」にU.ベックについて言及があり読んだが、両書を見ることで、独仏の最近の最良の知的産物に接することが出来るとの印象を強くした。ベックの「再帰的近代」は、近代が近代を近代化しようとすることで、逆に近代を解体させる動きである、と考えたい。「リスク」と「危険」については、例えばフクイチのリスクは計量可能だと標榜されていた(だから、絶対、安心だとPRしていた)のに、いざとなったら、関係者が一斉に責任逃れして天災=つまり「危険」になったことを思えば、理解しやすい。お奨めです。2020/08/13

抹茶ケーキ

0
ベックの理論について。危険やリスク、個人化、第一の近代、第二の近代といったベック理論の基本用語がそれぞれ解説されている。ベック理論がそこまで難解だとは思わないけど、危険やリスクの概念は結構定義が曖昧なまま用いられチエルことが多いので、こういう本も有益なのかなと思った。2018/01/14

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