フリーターに滞留する若者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326653218
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C3036

出版社内容情報

学校から職業への移行プロセスを調査によって比較検討。若者がフリーターに留まる構造や社会にもたらす影響を分析し、就業に向けてのトータルな移行支援を論じる。

若者たちはなぜフリーターになり、そのまま留まるのか。2001・2006年の「若者のワークスタイル調査」によってフリーターへのプロセスとそこからの離脱を分析。親との同居形態や結婚への意向など、若者の不安定な移行が日本社会に与える影響を析出する。若者のソーシャル・ネットワークに着目し、就業への移行支援策を提言する。

[関連書] 小杉礼子編 『フリーターと二ート』 (勁草書房刊)


序章 若者の移行問題へのアプローチ
1 はじめに
2 若者の移行の変容──1990年代後半からの変化
3 先行研究における問題
4 本書の構成と調査の概要

第一章 学校から職業への移行の変容
1 はじめに
2 若者の現在の就業状況
3 離学直後の就業状況
4 これまでの就業経験とキャリアの類型化
5 20歳代後半層(年長世代)のキャリア
6 年長世代のキャリア別の特徴と意識
7 非典型雇用にとどまる低学歴層の増加

第二章 フリーターへの経路とフリーターからの離脱
1 フリーター経験者の属性
2 フリーターになる理由とフリーター三類型
3 長期化するフリーター期間と変化のない経験評価
4 低下する正社員への離脱行動
5 誰が正社員になれるのか
6 一般化するフリーター経験と離脱の支援

第三章 広がらない世界──若者の相談ネットワーク・就業・意識
1 はじめに
2 相談ネットワークを探る
3 相談ネットワークの状況
4 相談ネットワークの広がり
5 相談チャンネルの限定
6 相談ネットワークと結婚に関する意識
7 おわりに──広がらない世界

終章 若者の移行変容がもたらす日本社会へのインパクト
1 トータルな支援のために──本書の要約
2 フリーター滞留のメカニズムと政策への提言

おわりに

内容説明

フリーターの実態調査から浮かび上がる「大人になること」の困難さ。

目次

序章 若者の移行問題へのアプローチ(若者の移行の変容―一九九〇年代後半からの変化;先行研究における問題 ほか)
第1章 学校から職業への移行の変容(若者の現在の就業状況;離学直後の就業状況 ほか)
第2章 フリーターへの経路とフリーターからの離脱(フリーター経験者の属性;フリーターになる理由とフリーター三類型 ほか)
第3章 広がらない世界―若者の相談ネットワーク・就業・意識(相談ネットワークを探る;相談ネットワークの状況 ほか)
終章 若者の移行変容がもたらす日本社会へのインパクト(トータルな支援のために―本書の要約;フリーター滞留のメカニズムと政策への提言)

著者等紹介

堀有喜衣[ホリユキエ]
1972年茨城県に生まれる。2002年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得修了。現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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成野

0
データが古い。この手の本なら仕方ないのかな 2018/06/14

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