内容説明
のど自慢、スター、米軍キャンプ、ジャズ、フォーク、レコード、歌謡曲、アイドル、追っかけ、ローラー族、ロック、ロック・フェス、CD、ヒップホップ、アーティスト、ネオアコ、ネット配信などの生産・消費を軸に、ポピュラー音楽という現代文化を読み解くヒントを満載した論考集。
目次
1 研究対象へのまなざし(ポピュラー音楽の複雑性)
2 ポピュラー音楽を売る(ポピュラー音楽と現代消費社会―音楽が消費される社会;メジャー・レーベルの統合が意味するもの―メディアの転換期に揺れるレコード産業 ほか)
3 ポピュラー音楽を読む(ポピュラー音楽研究と音楽学はどう関わるか―方法・対象・目的;ポピュラー音楽のリズムの研究―その方法論をめぐって ほか)
4 ポピュラー音楽を楽しむ(カルチュラル・スタディーズとポピュラー音楽のオーディエンス;ポピュラー・ミュージック・イン・スクール ほか)
著者等紹介
東谷護[トウヤマモル]
1965年、神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士。後期課程単位取得満期退学。現在、早稲田大学文学部、成城大学文芸学部講師
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感想・レビュー
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yuki-m
0
色々な観点があるが、この分野の研究はまだまだ深いなあ・・・2010/01/03
レレレコ
0
学生時代に読みました。
寺基千里
0
自分がどう音楽を語りたいかを軸に読み進めてみたが、あまりそこにフィットするような内容はなかった。そう感じてしまったのは全体的に情報の古臭さが馴染まなかった原因かも。唯一、今後の参考になったのは6章で音楽をテクスト理論に当てはめた論考。音楽を感じ取る事と読み取るような事をやっぱりやりたいなと思う。あとは、やっぱりアドルノは避けて通れないのでどこかでがっつりと触れておかなきゃな。 その他だと音楽ビジネスに関する論も情報のアップデートの必要性を感じた。2021/02/22
甘鯛
0
第4章と第10章が興味深かった。 第5章、9章、13章も面白い。2018/04/09