宗教の社会学―行為理論と人間の条件第三部

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宗教の社会学―行為理論と人間の条件第三部

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  • サイズ B6判/ページ数 283,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326652730
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C3036

出版社内容情報

戦後社会学をリードしつづけた、20世紀アメリカの代表的社会学者タルコット・パーソンズ(1902~1979)。その死の前年に出版された最後の著作『行為理論と人間の条件』の第三部の全訳。本書には「キリスト教」「デュルケムの宗教論再訪」「信仰・不信仰・非信仰」「『生という贈り物』とその返礼」「脱工業社会アメリカの宗教」が収録されている。1960年代頃まで日本においても圧倒的な影響力のあったパーソンズの構造──機能理論は、今ではあまりかえりみられなくなったが、読者はここに生と死の問題に取り組む彼の理論を「発見」するだろう。「パーソンズ・ルネッサンス」のための必読文献である。

序:本書に収録した諸論文について

第一章 キリスト教

一 一般的な方向性と背景
ニ 初期の運動──教義と組織
三 キリスト教の制度化の諸形態
四 宗教的公認の趨勢
五 西方教会の形成
六 中世の制度とルネサンス
七 宗教改革とその余波
八 禁欲的プロテスタンティズム
九 アメリカのプロテスタンティズム
一〇 現代のエキュメニカルな趨勢

第二章 デュルケムの宗教論再訪
──『宗教生活の原初形態』に関する別の観点

一 『宗教生活の原初形態』の再評価
ニ 聖と俗の区別
三 デュルケムと生物学的思考
四 道徳的共同体と社会的環境
五 遺伝学の理論との類似性
六 宗教的儀礼のシンボリズム
七 デュルケムの到達点
八 デュルケムによる宗教思想の今日的展開

第三章 信仰・不信仰・非信仰

一 信仰・非信仰・不信仰
ニ 行為の合理的要素と没合理的要素
三 デュルケムと社会の道徳的要素
四 世俗化の概念
五 宗教的価値の制度化
六 宗教改革からエキュメニズムへ
七 啓蒙主義と急進的世俗主義
八 没合理的なものの新たな復活
九 世俗愛という新宗教
一〇 道徳的絶対主義、性愛、攻撃
一一 結論

第四章 「生という贈り物」とその返礼

一 序
ニ 生と死のユダヤ-キリスト教的シンボル化
三 近代医療倫理の道徳的基礎
四 医療という視野から見た死の「実存的」問題
五 結論

第五章 脱工業社会アメリカの宗教──世俗化の問題

一 キリスト教シンボリズムのパラダイム
ニ プロテスタント運動によってもたらされた変化
三 世俗化の問題
四 現代状況のいくつかの局面
五 表出革命

タルコット・パーソンズ著作目録
索引

内容説明

生誕百年。今こそ必要なパーソンズの遺産の冷静で着実な継承=「パーソンズ・ルネッサンス」のための必読文献。

目次

第1章 キリスト教(一般的な方向性と背景;初期の運動―教義と組織 ほか)
第2章 デュルケムの宗教論再訪―『宗教生活の原初形態』に関する別の観点(『宗教生活の原初形態』の再評価;聖と俗の区別 ほか)
第3章 信仰・不信仰・非信仰(信仰・非信仰・不信仰;行為の合理的要素と没合理的要素 ほか)
第4章 「生という贈り物」とその返礼(生と死のユダヤ‐キリスト教的シンボル化;近代医療倫理の道徳的基礎 ほか)
第5章 脱工業社会アメリカの宗教―世俗化の問題(キリスト教シンボリズムのパラダイム;プロテスタント運動によってもたらされた変化 ほか)

著者等紹介

パーソンズ,タルコット[パーソンズ,タルコット][Parsons,Talcott]
戦後アメリカ最大の社会学者。1902年にアメリカ・コロラド州のコロラドスプリングスに生まれる。アマースト大学にて、当初は生物学を、のちに社会科学と哲学を専攻。1924年アマースト大学卒業後、ロンドン大学(LSE)に留学、1925年に、ドイツ・ハイデルベルク大学の研究員となる。1927年「ゾンバルトとマックス・ヴェーバーにおける資本主義」にて博士号を取得。アメリカへの帰国後、母校アマースト大学の経済学講師を経て、1927年にハーバード大学経済学講師。1930年『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の英訳を刊行し、英語圏にはじめて、マックス・ヴェーバーを紹介。1931年新設の社会関係学部講師に転じ、のち1944年にハーバード大学社会学教授。1971年の定年までハーバード大学に在籍し、その間、ハーバード大学社会関係学部長、アメリカ社会学会会長などを歴任。1979年ミュンヘンで息をひきとる

富永健一[トミナガケンイチ]
1931年東京都生まれ。東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京大学文学部教授、慶応義塾大学環境情報学部教授を経て、武蔵工業大学環境情報学部教授。社会学博士。博士(経済学)

徳安彰[トクヤスアキラ]
1956年佐賀県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。法政大学社会学部教授

挟本佳代[ハサモトカヨ]
1964年東京都生まれ。法政大学大学院社会科学研究科博士課程修了。法政大学非常勤講師。博士(社会学)

油井清光[ユイキヨミツ]
1953年兵庫県生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得修了。神戸大学文学部教授。博士(社会学)
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感想・レビュー

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遠藤 a.k.a. Kon

0
138頁以降のウェストファリアの解釈が面白そう。今では常識化されてそうだけど。258頁でフランス革命と市民宗教に言及。姉妹邦訳論文集『人間の条件パラダイム』には高等教育論が載っているとのこと。2012/06/14

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