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出版社内容情報
時代の変化の流れは非常に速く、メディア研究の分野でも新しい課題が次々と現れ、即応するための多くの議論が為されている。しかし、社会環境やメディアの変貌、人々の意識の変化が速く、この分野を広く見渡すことが困難になっている。
本書は、このような課題に応える一助として編集された。戦後の半世紀を検証することにより、これからの時代に向けて、次の時代の眺望と指針を示す。
【内容】
1.メディア読解の遠近 2.公的映像アーカイブ構築への挑戦 3.戦後史のイメージあるいは日本人と
Ⅰ 戦後メディアの読み方
1 十六歳の読解法
2 英語を習いましょう
3 「目は心の窓なり」
4 新聞人の自戒と検証
5 カメラの位置
6 五十年の明暗
7 高校生が見たテレビ局の内側
8 メディア読解──「外に向かって開かれた」テレビ
Ⅱ 鎌倉アカデミアから映像アーカイブ構想まで──時代との出会いかた抄
1 鎌倉アカデミア体験
2 メディア・マトリックスとその後
3 公的映像アーカイブ構築への挑戦
Ⅲ 戦後史のイメージ、あるいは、日本人と想像的同一性
1 はじめに、あるいは、窮余の一策
2 映画とのであい、あるいは、想像的同一性
3 モデルとしての映画、あるいは、映像の特質
4 『青い山脈』、あるいは、戯れるイメージ
5 おわりに、あるいは、自閉する回路
Ⅳ 戦後日本の広告活動──あまりにニホン的な意識とシステム
1 日本の常識は世界の非常識、世界の常識は日本の非常識
2 日本の広告会社と世界の広告会社におけるシステムの違い
3 タレント広告──日本文化が発達させたコミュニケーション手法
Ⅴ 戦後日本のセクシュアリティの変容
1 開放の時期 一九四五年~一九五五年
2 模索と実験の時期 一九五六年~一九六九年
3 解放と抑圧のせめぎ合いの時期 一九七〇年~一九八四年
4 抑圧された男たちと元気じるしの女たちの時期 一九八五年~
5 結論
あとがき
内容説明
現代のメディアにひそむ原風景を、自らの体験史=「自分史」を通して探る。断片化された記憶を繋ぐ、戦後メディアの社会史。堕落論、カサブランカ、はっぱふみふみ、三種の神器、乙女の性典、三億円事件、善の研究、星の流れに、日米会話手帳、下山事件、OH!モーレツ、カストリ雑誌、シベリヤ物語、肉体の門、三鷹事件、違いのわかる男、青い山脈、ハイト・レポート―めまぐるしい変貌のゆくえを原点から透視する。
目次
1 戦後メディアの読み方
2 鎌倉アカデミアから映像アーカイブ構想まで―時代との出会いかた抄
3 戦後史のイメージ、あるいは、日本人と想像的同一性
4 戦後日本の広告活動―あまりにニホン的な意識とシステム
5 戦後日本のセクシュアリティの変容
著者等紹介
山中正剛[ヤマナカセイゴウ]
1927年生まれ。成城大学名誉教授
石川弘義[イシカワヒロヨシ]
1933年生まれ。成城大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。