出版社内容情報
近年(1998年)亡くなったドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが、その生涯にわたって探究しつづけた「社会の普遍的理論」とはどういうものだったのか。死後ますますその重要性が増しつつあるルーマン理論の基本的な発想を浮き彫りにすべく、「複雑性の縮減」「コミュニケーションの接続」「システムの閉鎖性」といった論点を再検討する。ルーマン理論の通常科学化をめざして体系的な整理をおこなうのではなく、ルーマンでなければ論じることのできなかった問い、すなわち「社会理論とは何を説明するものなのか」という問いへの接近を試みる刺激
【目次】
序論 ルーマン理論の展開と受容
1 ルーマン理論の諸段階
2 受容と批判
3 社会「システム」理論?
第1章 複雑性
1 システムと環境、あるいは端緒の不在
2 複雑性の縮減
3 複雑性の概念史
4 形式としての複雑性
5 世界の複雑性
6 複雑性の複雑性
7 システムとは何か
第2章 コミュニケーション
1 コミュニケーションの差異
2 情報と伝達の差異
3 Taking the Differrence Seriously
4 補論a:「と」の二様態
5 理解
6 コミュニケーションの接続と「ダブル・コンティンジェンシー」
7 ダブル・コンティンジェンシーの「克服」と諸現象の秩序
8 補論b:ラカンのゲーム
第3章 機能分化
1 機能と機能分化
2 機能分化と閉鎖性
3 同一性と統一性
4 補論a:王の言葉
5 補論b:人種主義の空虚と過剰
6 ふたつの「全体社会」
結語 社会学的啓蒙
1 失敗の機能
2 喜劇としての批判
注
あとがき
文献
索引
内容説明
「複雑性の縮減」「コミュニケーションの接続」「システムの閉鎖性」などの論点を再検討しながら、ひとりルーマンのみが提出しえた問いを浮かびあがらせる。
目次
序論 ルーマン理論の展開と受容
第1章 複雑性
第2章 コミュニケーション
第3章 機能分化
結語 社会学的啓蒙
著者等紹介
馬場靖雄[ババヤスオ]
1957年新潟県に生まれる。1988年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、大東文化大学経済学部教授
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LM
ねぎとろ
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