ルーマンの社会理論

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  • サイズ B6判/ページ数 222,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326652556
  • NDC分類 361.234
  • Cコード C3036

出版社内容情報

近年(1998年)亡くなったドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが、その生涯にわたって探究しつづけた「社会の普遍的理論」とはどういうものだったのか。死後ますますその重要性が増しつつあるルーマン理論の基本的な発想を浮き彫りにすべく、「複雑性の縮減」「コミュニケーションの接続」「システムの閉鎖性」といった論点を再検討する。ルーマン理論の通常科学化をめざして体系的な整理をおこなうのではなく、ルーマンでなければ論じることのできなかった問い、すなわち「社会理論とは何を説明するものなのか」という問いへの接近を試みる刺激

【目次】
序論 ルーマン理論の展開と受容
 1 ルーマン理論の諸段階
 2 受容と批判
 3 社会「システム」理論?

第1章 複雑性
 1 システムと環境、あるいは端緒の不在
 2 複雑性の縮減
 3 複雑性の概念史
 4 形式としての複雑性
 5 世界の複雑性
 6 複雑性の複雑性
 7 システムとは何か

第2章 コミュニケーション
 1 コミュニケーションの差異
 2 情報と伝達の差異
 3 Taking the Differrence Seriously
 4 補論a:「と」の二様態
 5 理解
 6 コミュニケーションの接続と「ダブル・コンティンジェンシー」
 7 ダブル・コンティンジェンシーの「克服」と諸現象の秩序
 8 補論b:ラカンのゲーム

第3章 機能分化
 1 機能と機能分化
 2 機能分化と閉鎖性
 3 同一性と統一性
 4 補論a:王の言葉
 5 補論b:人種主義の空虚と過剰
 6 ふたつの「全体社会」

結語 社会学的啓蒙
 1 失敗の機能
 2 喜劇としての批判


あとがき
文献
索引 

内容説明

「複雑性の縮減」「コミュニケーションの接続」「システムの閉鎖性」などの論点を再検討しながら、ひとりルーマンのみが提出しえた問いを浮かびあがらせる。

目次

序論 ルーマン理論の展開と受容
第1章 複雑性
第2章 コミュニケーション
第3章 機能分化
結語 社会学的啓蒙

著者等紹介

馬場靖雄[ババヤスオ]
1957年新潟県に生まれる。1988年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、大東文化大学経済学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

5
社会システム理論の泰斗についての解説を読みたいのに、なぜかジジェクの解説及び援用をいくつも読まされる状態になる謎の叙述構成。もっともジジェクだってドイツ観念論やラカンをオートポイエーシスとかシステム理論ぽく読み換えてしまうので、大差はないかも。特定不可能な起源よりも前にシステムによる根源的な二分割(法においては合法/不法、経済においては支払う/支払わないetc)があって、国家社会なるものの総体が統括するのではなく各システムの相対的自律の法則が社会を成立させているという理論を、批判・応答に目配せしつつ整理。2014/09/10

sk

3
ルーマンの議論にはトリヴィアルなこだわりが多い気がする。つまり、どうとでも言えることをあえて一定の言い方に限定している感じがする。だが、私がその記述の限定の重大さに気づいてないだけなのかもしれない。2009/08/17

ぷほは

2
①複雑性の縮減②コミュニケーションの自己言及性③機能分化社会の閉鎖性という、ルーマン理論のエッセンスをクリアに取り出した名著。何度も読んでいるが理解度は今のところ5合目といった感じが正直なところだ。①は複雑性という概念自体の意味論分析と捉えるとわかりやすく、②で紹介されるラカンの囚人ゲームはカフカの『審判』における門番の寓話と同じシステムの時間経過(プロセス)の話と考えれば難解な情報/伝達の自己言及性にこだわらずに読める。問題は③だが、ここでは「寄食者」の議論があまりに暴力的な威力を振るっている気がする。2017/08/25

LM

1
【通読】「ルーマンの社会理論はそもそも成り立つのか」という根本的な問いと批判に応答を試みた本。「ルーマンの議論の出発点は、常に「差異」であった」(91頁)とし、「ルーマンは、そのつど成立している事実的な事態を超えるような何かを、さらにはその事態の「起源」を想定することを、徹底的に拒否する」(82頁)ことを、おそらく全体としては述べている。面白かったけど全き消化不良なので、実際にルーマンの著作に当たって躓いたらまた再読したい。2021/05/07

ねぎとろ

0
ルーマンがいかにイカレた社会理論家であるか。2008/03/09

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