出版社内容情報
今年4月、介護保険がスタートした。社会福祉も民間の事業として運営されるなど、そのあり方はますます多様化してきている。欧米でも、いわゆる「福祉国家」からの脱却が目指され、現在では、もはや一、二の社会福祉「先進国」にそのモデルを求めることができなくなっている。今まさに、社会福祉は混迷期にあるといえよう。
今後の社会福祉はどのようになってゆくのか。本書は、社金福祉の「普遍性」をテーマに、これまでの社会福祉を形作ってきた「思想」を歴史的に辿る(欧米と日本)ことで、21世紀のあるべき社会福祉の核心を探る。初学者
目次
第Ⅰ部 欧米の社会福祉思想史
序章 欧米社会福祉思想(史)の方法
第1章 中世以前の慈善救済の福祉思想
第2章 中世の慈善救済事業思想―宗教改革と都市救貧事業
第3章 市民革命と自由・平等の人権思想―国民国家のための福祉思想
第4章 博愛事業思想と市民主導型ボランタリズム
第5章 社会事業思想と「ソーシャルワークの創出」
第6章 現代社会福祉思想の登場と変貌
第7章 戦後福祉改革と福祉国家思想・運動の新たな模索
終章 20世紀終末期の欧米社会福祉思想
第Ⅱ部 日本の社会福祉思想史
序章 執筆にあたって―「連続」とその思想
第1章 近代以前の福祉思想
第2章 明治の救済事業思想、慈善事業思想
第3章 大正デモクラシーと社会事業思想―付・戦時下のこ厚生事業思想
第4章 戦後の社会福祉思想
第5章 20世紀終末期の社会福祉思想(1)
第6章 20世紀終末期の社会福祉思想(2)
文献一覧
あとがき
人名索引
内容説明
自立・共生・連帯の福祉とは何か。一国型福祉国家の終焉、新自由主義的「福祉改革」が進行するなか、21世紀のあるべき福祉社会像を、日本・欧米の歴史から学ぶ。
目次
第1部 欧米の社会福祉思想史(欧米社会福祉思想(史)の方法
中世以前の慈善救済の福祉思想
中世の慈善救済事業思想―宗教改革と都市救貧事業
市民革命と自由・平等の人権思想―国民国家のための福祉思想
博愛事業思想と市民主導型ボランタリズム ほか)
第2部 日本の社会福祉思想史(執筆にあたって―「連続」とその思想;近代以前の福祉思想;明治の救済事業思想、慈善事業思想;大正デモクラシーと社会事業思想―付・戦時下の厚生事業思想;戦後の社会福祉思想 ほか)
感想・レビュー
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Mealla0v0
ゆう。