出版社内容情報
クイア=「変態」の視点から社会のスタンダードを撃つシリーズ「クィア・ジャパン」第二弾。今回は「サラリーマン」を特集。性的少数者の会社サバイバル術、また少数者であることから見えてくるニッポン企業社会の不思議をヒントに、従来のサラリーマン・アイデンティティを刷新する次代のサラリーマン像を考える。第2特集では、三島由紀夫の手になるといわれるゲイ小説を軸に、セクシュアリテイをめぐり展開される表現を検討。2本柱で、表現によって拓かれる社会的関係―――クィア・ライフの可能性を探る。前号「売買春肯定論」に寄せられた異論