出版社内容情報
死は人に確実に与えられた宿命である。その死にかかわる文化を無視して人類文化の本質を知ることはできない。本書はアジアにおける死者を葬る特有の形態を見聞をもとに紹介。
【目次】
序 墳墓学の問題
日本
1 死をめぐる両義性
2 地代と見栄のあの世の値段
中国
3 中国―墓革命いまだならず
4 墓の宝は盗みを招く
5 現代中国の埋葬と墓参―北京市の事例
6 香港―超過密都市の墳墓空間
7 香港の埋葬習慣の変容と葬式費用
東南アジア
8 ベトナムにおける葬祭
9 マレーシア人の埋葬と墓
10 ビルマ人の葬儀と墓
11 フィリピンの墓との出会い
南インド
12 ボンベイでの鳥葬
13 ヒンドゥー教徒の死生観と葬儀
西アジア
14 イラン―大地から生まれ大地に帰る
15 エジプトの「死者の町」
16 イエメン共和国―人類最古の墓地の話
ラテンアメリカ アフリカ
17 コートジボワールの葬儀と費用
18 ナイジェリア南部の葬儀と墓
19 ブエノスアイレスの共同墓地
20 コロンビアの「引出し型」埋葬様式
あとがき
内容説明
葬り方で知るアジア。死にともなう儀式をタブー視しては、人類文化の本質は見えない。現地での豊富な見聞をもとにアジアにおける死へのかかわり方を紹介。
目次
日本
中国
東南アジア
南インド
西アジア
ラテンアメリカ アフリカ