フェミニズムの困難―どういう社会が平等な社会か

フェミニズムの困難―どういう社会が平等な社会か

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  • サイズ B6判/ページ数 239,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326651504
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3038

内容説明

ミス・コンテストの問題や、性の商品化をめぐる問題などにおいては、いったい何が差別なのか、したがった何がどうなれば平等だといえるのか、必ずしも明確ではない。「男性と女性が平等である社会とはどういう社会か?」という問いは、今や答えることのもっとも困難な問いになっているのである。本書は、この困難な問いをけっして放棄することなく、常に問い続けるという姿勢を貫きながら、…暫定的ではあるが、「平等な社会」について、一つの明確なイメージを浮かび上がらせようとするものである。

目次

1 モダニティとフェミニズム(二つのフェミニズム;理論と戦略の乖離;「政治」と「性」と「女」―フェミニズムの現代的困難)
2 性愛という問題(ラディカル・フェミニズムの問題構制;処女性の誤謬;狂気と愛)
3 〈女〉というリアリティ(ベビーフェイスとヒール―「アグネス論争」とは何だったのか;補完する性―自明性を生きる男と女;男装の意味―フェミニスト的実践の亀裂)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ものいううなぎ

1
≪メモ≫ポジティブ・アクションに見られる「女なら誰でもいい」という発想は、「女なら誰でも駄目」という女性差別的発想の裏返しにすぎない:ラディカルフェミニズムは、女性は女性だから―すなわち女性であること自体に低い価値が付与されているから―差別される、という根源的にして破壊的な問いを投げかけている。2012/04/15

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