内容説明
イヴ、それは女のプロトタイプ、女全般、西洋文明での女の概念の核心、女にたいする態度の出所、そして格下げされた原初の女神。フェミニズムを視野におきながら広範な分野に追跡された、画期的なアダムとイヴ神話の解釈の解釈史。
目次
1 創造(生きとし生けるものの母;パンドラ=パンを食するひとの悲しみ;あばら骨のレディ;蛇―母)
2 堕落(悪魔の門口;「私たちにかくも身近な母親相姦」)
3 贖罪(「壁に打たれた1本の釘」;「終末論の女」)
4 救済(第2のイヴ;対抗伝承=異端のイヴたち;回顧と展望=イヴと神の死)
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