出版社内容情報
キーワードは,都市社会研究の〈方法〉である。都市社会という舞台のうえでの「上演」による具体的な事例研究や現実の都市社会のありようから個性的な〈解読法〉を展開。
【目 次】
序 都市社会解読の方法とは何か
第1章 「尾行」術の足跡―「個人」を把握するテクノロジー
第2章 水と黴菌―都市伝説という方法に向けて
第3章 運動と調査の間―同性愛者運動への参与観察から
第4章 地域雑誌の現在―「谷根千」の冒険
第5章 音の風景からたどる都市
第6章 まちづくりにとって調査とは何か
第7章 方法を読む―社会調査の水脈をたどりながら
内容説明
キーワードは都市社会研究の「方法」。具体的な事例研究や現実の都市社会の有様から個性的な解読法を展開する。
目次
第1章 「尾行」術の足跡―「個人」を把握するテクノロジー
第2章 水と黴菌―都市伝説という方法に向けて
第3章 運動と調査の間―同性愛者運動への参与観察から
第4章 地域雑誌の現在―「谷根千」の冒険
第5章 音の風景からたどる都市
第6章 まちづくりにとって調査とは何か
第7章 方法を読む―社会調査の水脈をたどりながら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RICK
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同性愛者に関する研究・聞き取り調査に関する手法は興味深かった。サウンドスケープによる現代都市の分析では現在の効率性や風景を重視した理論による都市計画に疑問を打ち出し、豊かさの尺度に生活実感や身体感覚を伴うものを取り入れることを述べる。考現学やゲニウスロキ、サウンドスケープなど複合的な要素の必要性を感じるが、いざ実現するとなると生活自体が変化している中でそういった尺度を重要視する難しさを感じた。まちづくりに関わる調査研究についても研究を行うものとしてどの程度主体的に関わるのか難しいと思った。2015/04/01