出版社内容情報
児童保護事業を推進するための基礎となった児童調査(大正10年-昭和16年)28点を収める。貧困が家庭生活を破壊した結果、そのしわよせは子供のうえに現れ、児童労働の問題、少年犯罪の問題などが大きな社会問題となった。貧窮児童の面接、感化院の事業、生活状態調査、託児所施設など、児童救済のための調査が注目される。
[収録資料] 感化院教育資料、感化院収容児童鑑別調査報告・同付表、感化事業に関する統計、感化院児童の研究、本市に於ける不良少年少女、少年不良化の原因と其対策、救護資料、欠食児童調査、ほか
目次
解説 児童保護の成立・展開と調査活動
特論 養育院育児室収容児童の社会的背景
感化教育資料
感化院収容児童識別調査報告・同附表
感化事業ニ関スル統計
本府に於けるフィールド、ウァークとしての児童保護事業(第1部不良浮浪児童の部)
感化院児童/研究
本市に於ける不良少年不良化の原因と其対策
救護資料
異常児の継続的調査研究報告
全国要教護児童調査報告書
児童状況調査(意見書)
本府に於ける児童保護事業
東京市四谷区・深川区方面地区に於ける児童調査
小学児童の内職調査
労働児童調査
欠食児童調査
要保護世帯に於ける乳幼児の生活状態
東京市内に於ける棄児の調査
東京市被救護幼者調査
被虐待児童保護概況
幼児昼間保育
東京市設託児場概況と託児に関する調査
福岡県下常設託児所ニ関スル調査
保育所(常設)に関する調査
本市託児施設の利用者に関する調査
方面館受託児童に関する調査
私設保育所受託児童に関する調査
幼児生活環境調査