出版社内容情報
分断の激化が叫ばれるアメリカ。では、日本はどうか。変化するメディア接触との関連は?調査データから日本の「分断」が見えてくる!
アメリカの「分断の激化」に対し、日本ではいったいどのような分断が生じているのか? 調査データからはイデオロギー、政治との距離、道徳的価値観、首相のリーダーシップ、社会や政治の将来期待からなる5つの分断軸が浮き彫りになる。マスとネットメディアへの接触を分析に加味し、複合的な「日本の分断」の現在地を検証する。
内容説明
分断の激化が叫ばれるアメリカ。では、日本はどうか。変化するメディア接触との関連は?調査データから日本の「分断」が見えてくる!5つの分断軸「イデオロギー」「政治との距離」「道徳的価値観」「首相のリーダーシップ」「社会や政治の将来期待」に、メディア接触の分析を加味し、複合的な「日本の分断」の現在地を検証する。
目次
序章
第1部 日本の政治的分断の現在地と情報世界の動態(日米で分極化はどう異なるのか―SMPP調査とアメリカ世論調査の比較;SMPP調査が捉えたメディア接触の諸相―伝統メディア、そしてインターネットメディアをめぐる読者の選択;人々はメディアをどのように利用しているのか―メディア接触の6パターンとメディア利用意識から)
第2部 5つの分断軸と日本人の政治意識・行動(政治対立は日本社会の対立を規定しているか―イデオロギーによる分断;私生活志向は何をもたらすか―政治との距離による分断;日本人の道徳的な傾向は分断に結びついているのか―道徳的価値観による分断;首相への好悪は有権者における対立を深めたのか―リーダーシップのスタイルによる分断;人々の「統治の不安」はどのような行動につながるのか―政治や社会に対する見通しと評価による分断)
著者等紹介
池田謙一[イケダケンイチ]
同志社大学社会学部・大学院教授。博士(社会心理学)。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科教授などを経て、2013年より現職。編著・共著に『「日本人」は変化しているのか』(勁草書房、2018、日本社会心理学会第20回出版賞)他、著書・論文多数
前田幸男[マエダユキオ]
東京大学大学院情報学環教授。Ph.D.(Political Science)、University of Michigan。東京都立大学法学部助教授などを経て、2016年より現職
山脇岳志[ヤマワキタケシ]
スマートニュースメディア研究所所長。帝京大学経済学部客員教授。京都大学法学部卒業、朝日新聞社に入社、経済部記者、オックスフォード大学客員研究員(Reuter Fellow)、論説委員、GLOBE編集長、アメリカ総局長、編集委員などを経て退職。2020年にスマートニュースに入社、2022年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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