出版社内容情報
AI・ロボットと人間が共存する未来社会における「意味」の意味とは何か。大規模言語モデルを超えて新たな意味の学理を構想する。
私たちにとって、あるいはAI・ロボットにとって「意味」とはどのようなものか。その「意味」はどこから立ち上がり、どのように作用するのか。大規模言語モデルがAIの可能性を拓いた現在だからこそ、重要となる「意味」についての考察。AI・ロボットと共存する未来社会に向けて構想すべき意味の学問に、学融的議論で接近する。
内容説明
記号創発システム論、ネオ・サイバネティクス、プラグマティズムや記号論など、情報・理工系と人文・社会系の学融的議論に基づく展望を提示し、AI・ロボットと人間が真の共存をなす未来社会に向かうための道筋を描く。
目次
第1部 AI・ロボットと人間にとっての「意味」(AI・ロボットとの次なる共存に向けて:「意味」を語る意味;記号創発システム:身体と社会に基づく意味の創発;ネオ・サイバネティクスからの接近:生命システムによる意味創出と情報伝達というフィクション;プラグマティズムからの接近:記号の意味とは何か)
第2部 意味はどこから立ち上がるのか(記号創発ロボティクス:意味の工学的探究;意味の身体性:記号創発ロボティクスとネオ・サイバネティクスの交差点;子どもとロボットの発達:生命情報から社会情報へ)
第3部 意味はどのように作用するのか(ゲームキャラクターの人工知能:記号と哲学;英語教育、記号創発ロボティクス、ネオ・サイバネティクス;コミュニケーションのデザイン:デジタル情報に意味を見出す観察者;ロボットと人との共存:あとがきに代えて)
感想・レビュー
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Haruki